ライフスタイル 笑いと涙がギュッと凝縮!今話題のデブ猫漫画『俺、つしま』にハマる人が続出している理由

今、「なぜかクセになる」「猫たちとのなんでもない日々がとっても温かい!」などと話題の猫漫画『俺、つしま』。

Twitter発の漫画なのですが、書籍化により数々のメディアに取り上げられてファンが急増。働く女性の間でも注目が集まっています。

猫漫画といえば、出てくる猫は大体みんな愛嬌たっぷりで、目がクリクリでかわいくて、ちょっとわがまま、という作品が多いもの。猫の上目遣いやゴロゴロと甘える姿に、ハートをわしづかみされてしまう人も多いですね。

しかし、『俺、つしま』の主人公(主猫公?)は真逆!目つきが悪くて太っていて、体格だけでなく態度もでかめ。

おじいちゃんとの初対面がこれ。右が主人公猫・つしま。(提供/「俺、つしま」編集部)

デブで愛想もない猫なのに、一体どうしてこんなに中毒者が続出しているのか?

その理由は、飴と鞭のバランスの絶妙さにあります。シリアスな話に感動させられたと思ったら、ギャグ展開ではしっかり笑わせてくれる。猫の態度が何だか生意気だと思ったら、次のコマでデレデレになりギャップ萌えさせられる……。

胸がキュンキュンしてしまう話も考えさせられる話もあり、緊張感とゆるゆるの混在にやみつきになってしまうのです!そこで今回は、『俺、つしま』の胸が熱くなるシーンをピックアップ。魅力の一部を知って、ぜひ悶絶してみてください。

■1:おじいちゃんの枕元に松ぼっくりを置くシーン

ぐっすり眠るおじいちゃん。(提供/「俺、つしま」編集部)

いつもはおじいちゃんを困らせることばかりする、つしま。ただ、お金がなくて困っている様子を見たときは何とかしてあげたいと考える、優しい一面も。最初はそもそもお金が何なのかわからなかったのですが、おじいちゃんから「お金は大切なもの」と知り、うずうず。

そういえば、おじいちゃんの大切なものは松ぼっくりだったはず……。それを思い出し、どうにかおじいちゃんを喜ばせてあげたいと寝ている間にとってきて、枕元に並べるのです。最後には松ぼっくりだけでなくトカゲも一緒に置いてしまうオチもあるのですが、飼い主に厳しいツンデレ猫のつしまがこれをやるところにグッときます!

■2:地回り猫オサムと和解するシーン

鼻チューするオサムとつしま。(提供/「俺、つしま」編集部)

飼い猫でもないのにでかい顔してご飯を食べにくるオサムに対して、ムカムカしていたつしま。ある日、窓から登場したオサムと一触即発の様子だったのですが、突然チューで和解を発表。この猫同士のキスシーンは、読者を完全にキュン死にさせる破壊力があります。

ちなみに、わかりあえるようになったのは気になる猫が一緒だったことがきっかけなのですが、このシーンになるまでのバチバチを知ると感慨深いもの。意外な展開に、猫好きでなくても萌えてしまうはず!

■3:ズン姐さんとの別れから1年後のシーン

布団をふまないおじいちゃん。(提供/「俺、つしま」編集部)

最年長猫のズン姐さんは、こたつで寝ているときに机の下ではなく布団と一体化しがち。それで、おじいちゃんは布団を踏まないように歩くのが習慣になっていました。

そんなズン姐さんは、年齢と共にどんどん寝てばかりに……。最終的には、おじいちゃんの腕の中で眠るように旅立っていきます。そのシーンも号泣モノなのですが、その後さらに切なくなるシーンが。

もうズン姐さんはいないのに、おじいちゃんは今でもこたつの周囲を歩くときは布団を踏まないようにしているのです。このエピソードは、最初から最後まで涙腺崩壊待ったなし!亡くなった猫との思い出を振り返ったり、愛情たっぷりの親心が伝わってきたりするシーンで、読者の心は奪われるのです。

よくある猫漫画は猫のかわいさだけをフォーカスしているので、それ以外のエピソードはあまり出てきません。しかし、猫はかわいいだけの存在ではありません。命あるもの、いつか別れの日が来るもの。また、一緒にいれば癒されるものの、家の中でいたずらされたり、他の猫と喧嘩したり、怪我や病気もします。

この『俺、つしま』はそんなことを教えてくれる、奥深い猫漫画です。実際に読んでみると、人気の理由に納得します。小さい生き物と一緒に生きることは、こんな素晴らしさと辛さがあるのだということを実感するはず。そして、リアルなエピソードの数々に心を打たれて虜になってしまうこと間違いなしですよ!

『俺、つしま』(1000円+税 おぷうのきょうだい著・作/小学館刊)