ライフスタイル 2月23日は「夫婦で妊活の日」。パートナーに伝えてほしい「精子に良くない生活習慣」

2月23日は「夫婦で妊活の日」。昨年できたばかりの新しい記念日です。これに先立ち、リクルートライフスタイルから男女の「精子に関する知識の実態把握調査」の結果が発表されました。精子の状態に影響を与えそうな生活習慣の知識についても調査。中には、エッ!? と驚く習慣も。あなたのパートナー、大丈夫ですか? 

不妊原因の約半分は男性側にも

調査を行ったのは、スマホでできる精子セルフチェックサービス「Seem」を運営しているリクルートライフスタイル。「Seem」が発売された2016年当時も、不妊の原因の約半数が男性側にあることは、あまり知られていませんでした。

今はどうでしょうか? リクルートライフスタイルは調査を行った背景に、原因が精子にあるのに、「自分に問題があると思わない」と約7割の男性が精液検査を受けないことや、男性の3人に1人が女性より遅れて妊活に参加している、そんな現実があると指摘します。

「精子に関する知識の事態把握調査」は、将来子供を希望し、まだ不妊治療を行っていない、子どものいない全国の20〜40歳の男女2.064名を対象に行われました。

順天堂大学医学部付属浦安病院泌尿器科の辻村晃先生に解説していただきます。

順天堂大学医学部付属 浦安病院泌尿器科 教授 辻村晃先生

Q1 「精子に関する知識」について知らないこと


「7割強が男性不妊の専門科が泌尿器科であることを知らないとなると、妊活開始時や不妊に悩んだ際に適切な行動を取るタイミングが遅れる可能性がありますね。

そして約7割の男女が、男性の4人に1人は精子の状態が悪く自然妊娠が難しい可能性があることを知りませんでした。このデータは、ブライダルチェックで精液検査を実施した男性の4人に1人が、精子濃度・精子運動率・精液量のいずれかがWHOの定める基準を下回っていたとうものです。30代半ばを過ぎると、精子のDNA損傷率が高くなることをはじめ、精液所見が悪くなることが報告されています。

男性の初婚年齢が高くなっていることと併せて鑑みても、日本の不妊男性は増えていると思います」

Q2「精子に良くない生活習慣や状態」について知らないこと

辻村先生に気になる点を解説いただきます。

「まず1の育毛剤ですが、一部の成分とは、フィナステリドやデュタステリドのことです。これらを主成分にした育毛剤は割合は低いものの、精液所見を悪化させるリスクが報告されていますので、使用には気をつけてください。

2のサウナは、やはり温度が問題になります。陰嚢の適切な温度は33℃前後なのです。たとえば80〜90℃のサウナに1回15分、週2回利用すると、3か月後に、精子の質が低下することが報告されています。

3の膝上でのPC作業、4の長時間の自転車走行、5のタイトな下着の着用、6の同じ姿勢で座りっぱなしが問題になるのは、その姿勢によって陰嚢に熱がこもりやすい、圧迫されて温度が上昇するなどが原因と考えられます。

肥満については補足しておきます。メタボリックシンドローム(肥満、高血圧、高血糖、脂質代謝異常)でも精液の質が悪化する報告がされています。あまり関連性が認めない報告もないわけでありませんが、関連性を示唆する意見の方が多いように思いますし、そのほうが理解されやすいと考えています」

あなたのパートナーは、サウナ通いをしていませんか? テレワークでソファに座って膝の上にPC広げて長時間、同じ姿勢で仕事に打ち込んでいませんか? 電車やバスを避けようと自転車通勤に切り替えていませんか? 

メタボは生活習慣の見直しで改善することが知られています。太り気味、高血圧気味、気をつけてください。

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