ライフスタイル お店の過失のアルコール提供でも、飲酒運転になるの?大嶋頼子さん(仮名・31歳・派遣社員)

飲酒運転は、過失犯(事実を認識または予見することができたにもかかわらず、注意義務を怠り認識予見しなかったこと、また結果を回避することができたにもかかわらず回避する義務を怠ったことが、犯罪になるとして定められているもの)を処罰する規定がないので、故意(犯罪結果をわかって行なうこと)の場合のみ罪になります。

そして、警察の呼気検査の数値が出る程度まで飲酒をした場合、お酒に強い方でも、体内にお酒が入っていることに気づく可能性は高いと思います。

よって、飲酒自体の意思はなかったとしても、結果として飲酒していることに気がついた場合はもちろんですが、飲酒しているかもしれないという認識があれば、その状態で運転をするのは飲酒運転における“故意”が認められる可能性があります。 

しかし、飲酒していないと固く思っていて、酔いの状態は飲酒によるとは思っていなかったというような場合ですと、本人は断固飲酒を否定するでしょうから、実例は把握しておりませんが状況(周囲の証言や,店の飲食物提供状況等)によって“故意”が認められないこともありえると思います。

いずれにせよ、疑わしいと感じたら、念には念を入れたほうがいいかと思われます。

編集部注……飲酒運転は厳罰化しており、警察庁のWebサイトによると、酒酔い運転をした場合は、5年以下の懲役又は100万円以下の罰金。酒気帯び運転をした場合は3年以下の懲役又は50万円以下の罰金。そして、酒類を提供した者又は同乗した者は、(運転者が)酒酔い運転をした場合は3年以下の懲役又は50万円以下の罰金。(運転者が)酒気帯び運転をした場合2年以下の懲役又は30万円以下の罰金と、提供側の責任も重い。

お酒を1口でも飲んでいたら、絶対に運転しないこと。警察庁のWebサイトによると、お酒を飲んだ後の運転の事故のリスクは、8.3倍だという。

賢人のまとめ

少しでも疑わしいときは、絶対に運転しないことで自衛をしてください。

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