堅実女子の悩みに、弁護士・柳原桑子さんが答える連載です。今回の相談者は木田麗奈さん(仮名・28歳・建築関連会社勤務)。
「ここのところ、会社での盗難が増えています。来客用に購入したペットボトルがケースごとなくなったり、資料用に買っていた新刊書籍がデスクから消えたり、買ったばかりのまげわっぱの弁当箱もいつの間にかなくなっていました。
財布やスマホが盗まれることはないのですが、少額の現金がなくなることはあります。引き出しの中から小銭がなくなったこともありました。離席したとき、お財布から2000円がなくなったこともありました。
同僚とその話をした時に、彼女も思い当たるフシがあるようで、お気に入りのブランド傘、ハンガーにかけていたジャケット、給湯室に置いておいたテーマパークの限定マグ、デスクに置いていたチョコレートが消えていたそうです。ほかにも、そこそこ高価な文房具(ハサミ、ノート、消しゴム、ペンなど)が翌朝出社したらなくなっていたという人もいるとか。
カギがかかるロッカーはあるのですが、弁当箱や文房具などをいちいちそこに入れる時間はありません。思い当たる人はいるのですが、確たる証拠もないため、苦情も言えないのです。この場合はどうしたらいいでしょうか」
弁護士・柳原桑子先生のアンサーは……!?