弁護士・柳原桑子先生が堅実女子の悩みに答えてくれる連載です。今回の相談者は藤田美和さん(仮名・35歳・IT関連会社勤務)。
「7か月の子供がいます。今年のお盆のもやもやで、相談させていただきます。このお盆、夫に私の実家に行くと伝えたら、すごく嫌な顔をされました。夫は自分の実家である、九州に私と息子を連れて帰るつもりだったようです。
でも、混んでいるし、飛行機代も高い。さらに子供も小さいし、機内で泣かれたらいやだと思い、都内にある私に実家に行こうとしたら、『結婚したんだから俺の実家に行くのは当たり前だろう』と怒鳴られてしまい……。
夫の実家に行くと、気を利かせて立ち振る舞いをしなくてはいけないなど、地獄です。夫の実家は“嫁=家政婦”のように思っているところがあり、お義母さんも、お義姉さんも座ったところを見たことがありません。だから、私も台所仕事や掃除、洗濯を率先してやらねばならず。ボーッとしていると『ダメなお嫁さんねえ』みたいな目線で見られるのがつらい。さらに醤油が甘くて、食べ物も私の口には合いません。
それに、気を付けて育ててきた息子に、変なものを食べさせないかも心配です。
そのようなこともあって、結果的には帰りませんでしたが、夫はソロで帰省。帰ってから私のことを無視しています。
このほかにも、様々な問題があり、結婚してからわかったのですが、夫は私のことをバカにするんです。夫の大学時代の同級生の前で“こいつバカでしょ”とか“こいつ、実家暮らしで家事ができないんですよ”など、私のことを侮辱します。
交際している間は、とても優しいし人だったのですが、結婚してから態度が変わっていったように感じます。夫婦間のパワーバランスを同等にするとか、そういうことで弁護士の方に相談するというのはアリなのでしょうか? 加えて、このような夫の場合、他の人はどうしているのでしょうか。
離婚とまでは言わないのですが、他の人がどうしているか、対策方法を教えてください」
弁護士・柳原桑子先生のアンサーは……!?