弁護士・柳原桑子先生が堅実女子の相談に答える連載です。今回の相談者は大沢美枝子さん(仮名・40歳・食品メーカー勤務)からの相談です。
「家庭内別居状態の夫が、ある日突然味覚がなくなり、新型コロナの症状が出ました。熱はなく、元気なのですが、ある日突然、味覚と嗅覚がなくなり、異変に気付いたようです。
本人もこれはさすがにヤバイと思って、ネットで販売しているPCR検査を受けたら、陽性だと言われました。
あれだけ私が言ったのに、自粛もせず、ふらふら飲み歩いていたので、呆れてものも言えません。保健所からの指導で、15日間の隔離生活になったのですが、あまりにも腹が立つのと、ウチが狭いこともあり、ウォークインクローゼットで自主隔離生活に入ってもらいました。
11歳の娘と私も自治体の保健所指定の病院で、検査を受けたのですが、結果は陰性。しかし、濃厚接触者ということで、学校も会社も休むことになりました。
特に娘は“パパになんてほとんど会ってないのに、なんで私まで学校を休まなくちゃならないのよ!”と怒っていますが、ひたすら恐ろしいので、自宅にいてもらっています。とはいえ冬休みが長かったので、実質学校自体を休むのは3日程度ですみそうですが、学校には休みの理由を腹痛ということにするつもりです。娘の学校にはいじめがあり、ボス格の女子にバレたら大変だとのことでした。
ただ、ここで心配なのは、マンション(分譲)の住人にバレないかどうかと言うことと、バレたときに娘が学校でいじめられないかという2点です。特にウチのマンションは、新型コロナ陽性者に厳しく、ある勤務医の方が引っ越しをさせられたという噂があるのです。
プライバシーはどこまで守られるのか、お伺いしたいです」
弁護士・柳原桑子先生のアンサーは……!?