ライフスタイル 肩こりや眼精疲労は労災!?マッサージ費など会社に請求できる?【法律相談】今回の相談者は、齋藤奈緒さん(仮名・30歳・IT関連会社勤務)。

肩こり、眼精疲労、腰痛、冷え症などの不調を抱えている人は多いようです。しかしながらその原因は、仕事のみならず、加齢や疲労、プライベートのストレス、生活習慣などが絡み合っており、“会社業務が直接的な原因”とは断定しにくいものです。

ですから、労災を申請したとしても、受理される可能性は低いと考えられます。しかしながら、どうしても気になるのでしたら、人事担当者などに相談してみてはいかがでしょうか。

それに、あなたが“不調=労災”と直結して考えてしまうのは、仕事の環境に対する不満がたまり、それがストレスになっていることも考えられます。

質問文を読むと、転職してからまだ日が浅いとのことです。考えられることとしては、不慣れな仕事で思うように作業がはかどらない、そもそも業務量が多い、不明点を気軽に聞ける人間関係ができていないなど、そんな環境下で仕事をしていませんか? コロナ禍の影響もあり、職場のコミュニケーションの問題を抱える人も増えています。

これらの問題点を、一度冷静に考えてみてはいかがでしょうか。すると、自分なりの改善策が見つかるはずです。

あともうひとつの質問である、“超過勤務の命令・強要”は、まずは直属の上司に相談することをお勧めします。

あなたがその会社に転職する際に、雇用主との間に労働条件を明確にした『雇用契約書』を交わしたはずです。(別名『労働契約書』、似ているものに『労働条件通知書』)

この内容をよく読み、契約条件と異なることを告げて改善に向けて動き出してはいかがでしょう。

みんなが夢中で仕事をしているというのは、あなたがそう感じているだけかもしれません。まずは上司と話し合いをしてみてください。

リモートワーク中に、プライベートとの切り替えができないと悩む人は増えている。

賢人のまとめ

肩こりや眼精疲労の原因は業務だけとは限らないので、労災だと認定されるのは、難しい傾向があります。

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賢人プロフィール

法律の賢人柳原桑子

第二東京弁護士会所属 柳原法律事務所代表。弁護士。

東京都生まれ、明治大学法学部卒業。「思い切って相談してよかった」とトラブルに悩む人の多くから信頼を得ている。離婚問題、相続問題などを手がける。『スッキリ解決 後悔しない 離婚手続がよくわかる本』(池田書店)など著書多数。

柳原法律事務所http://www.yanagihara-law.com/