ライフスタイル 【サウナで温活】Vol.2 サウナの正しい入り方を知っている?安全で副作用のないサウナを使った和温療法

安全で副作用のないサウナを使った和温療法

————先生が取り組んでいらっしゃる和温療法について教えてください。

健康な人もそうでない人も、高齢者の人でも、どんな人でも安全に全身を気持ち良く温めることのできる治療法が、和温療法です。重い心臓病を患っていた患者さんがお風呂に入りたいと言われていたことがきっかけで、どんな人にも負担のない入浴方法を研究して開発したものです。室内を均等の60度に設定した和温室(サウナ)に15分間入り、その後30分間の安静保温をとり、最後に発汗量に見合う水分をとる治療法です。誰にとっても負担のないものだとわかりました。和温療法は体を温めて、全身の血管内皮から一酸化窒素(NO)を発現し、血管機能を改善することが特徴です。血管機能の改善は心臓の負担を軽減し、心不全症状を改善するのです。心不全に限らず生活習慣病の血管機能も改善するので、健康寿命の促進にも役立ちます。

ここで大切なことは、患者さんが気持ち良く、和みながら、無理をせずによく温まることができるということ。サウナの熱刺激は生体防御因子のヒートショック淡白(HSP)を産生しますが、刺激的な熱さではなく、気持ちよく身体を温めること(和温)でもHSPは産生されます。がん細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞も増えます。和温療法では重篤な副作用を起こしたことはありませんし、いろいろな難治性疾患の方々にも効果があります。病気の方だけではなく、健康な人にも、病気予防にも効果的です。和温療法のアイデアを普段から生活の中に取り入れていけば、気分、食欲、睡眠、便通などを改善し、心身をリラックスさせることにつながります。

サウナ室を出たら、休息時間をきちんととることを忘れずに。

鄭 忠和 先生:鹿児島大学医学部卒業。東京大学、UCLAで学んだ後、鹿児島大学医学部講師、鹿児島大学医学部第一内科教授、鹿児島大学大学院循環器・呼吸器・代謝内科教授を経て、和温療法研究所を開設。長年、サウナを使った和温療法に取り組んでいる。著書に「なぜ微熱は体にいいのか 毛細血管が生き返る生活術」(講談社)など。

■鄭先生の名言
サウナはまず15分間入り、その後十分な水分とりながら30分間の休息をとることが体に負担のない入り方

その3では、サウナでのロウリュや水風呂の効果について伺います。

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プロフィール

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