時間がないから、疲れているから、といつも簡単な料理ばかり作っていると、たまには手の込んだような料理が食べたくなりますよね。
そこで今回は、フライパンひとつで作れて簡単なのに、本格的な味わいになる「さっぱり酢鶏」を、健康管理士の市川実紗希さんに教えていただきました。時間や手間を節約するコツもありますよ。

「野菜たっぷりで、しかも揚げない酢鶏なら、ヘルシーで罪悪感なく食べられます。キビ砂糖を使うことで、コクのある味わいになります。」(市川さん)
材料
・にんじん 1/4本
・ピーマン 1個
・玉ねぎ 1/4個
・しめじ 1/4房(カットしめじ20gでもOK)
・椎茸 2個
・鶏もも肉 100g
・酒 大さじ1(下味用)
・片栗粉 大さじ1
・ごま油 大さじ1
<A>
・水 大さじ4
・お酢 大さじ2
・醤油 大さじ2
・きび砂糖(ない場合は砂糖) 大さじ1.5
・酒 大さじ1
・ケチャップ 大さじ1
・みりん 大さじ1/2
・片栗粉 大さじ1/2
・塩 少々
作り方
下準備:にんじんは縦半分にカットし3mm幅で斜め切り、ピーマンは種とヘタを除き乱切り、玉ねぎは3mm幅に切り、しめじは石突を落とし手でほぐす。椎茸は根本を切り落とし、3mm幅に切っておく。

➀<A>をボウルに入れて混ぜ合わせておく。
②鶏肉は一口大にカットし、ポリ袋に入れて、下味用の酒を加えて揉み込む。
片栗粉を加えてさらに揉み込み、全体を馴染ませておく。

③フライパンにごま油をひいて中火で熱し、鶏肉を皮目から入れて全体に焼き色をつける。

④下準備した野菜をすべて加えたら、全体に火が通るまでしっかりと炒める。<A>を加え、全体にとろみが出るまで煮詰める。

ミネラル豊富で、ほのかにコクがあるキビ砂糖
一般的に使われる砂糖は、サトウキビやてん菜から砂糖の結晶だけを取り出し精製した上白糖です。今回使用したキビ砂糖は、サトウキビを原料に、最小限の不純物だけを除いて結晶化したもので、サトウキビ本来の味わいを楽しめます。
「カリウムやカルシウム、ナトリウムなどミネラルが豊富なキビ砂糖。さらにうま味成分も多いため、料理の味にコクが出ます」(市川さん)

調理中から甘酸っぱい香りが広がり、食欲が刺激されてしまいます。野菜たっぷりでお酢も使われているので、ヘルシーなのも嬉しいですね。
簡単なのに本格的な味を楽しめるので、いつも頑張って仕事している自分へのご褒美にいかがですか?
文/内野智子 撮影/田中麻以(小学館)