冷え性の方はもちろん、そうでない方も手足が冷たく感じる季節ですね。冷え対策は外側からだけでなく体の内側から温めることも大切です。体を温める食材にはいろいろなものがありますが、今回は味噌、甘酒、キムチという3つの発酵食品を組み合わせて相乗効果を狙った「トリプル発酵キムチ鍋」を健康管理士の市川実紗希さんにご紹介いただきました。
「発酵食品は、善玉菌のエサとなって腸内環境を整えてくれます。腸から温めてくれますし、血行も促進してくれるので、体の芯から温まりますよ」(市川さん)
材料
・豚肉(しゃぶしゃぶ用バラ肉など) 100g
・白菜 1/8個
・お好みのきのこ 1/2パック
・ねぎ 1本
・豆もやし 1/2袋
・焼き豆腐(普通の豆腐でもOK) 1/2丁
調味料
・キムチ 100g(食べきりサイズのものを1パック)
・甘酒 50ml
・味噌 大さじ2
・ごま油 大さじ1
・生姜チューブ 2cm
・にんにくチューブ 2cm
・水 150ml
作り方
➀白菜と豚肉は食べやすい大きさに、きのこは石突を切り落とし、ねぎは斜め切りにしておく。焼き豆腐は軽く水を切って、食べやすい大きさに切る。
②鍋を中火にかけて、ごま油を引いたら、キムチを加えて香りを引き出す。
③甘酒、水、 生姜 、にんにくを入れてスープを作る。
④切った野菜、きのこ、 豆もやし、焼き豆腐を入れたら蓋をして5分ほど煮込む。
⑤火が通ったらお肉を加えてさらに火を通し、最後に味噌をとく。
3つの発酵食品の相乗効果
味噌、甘酒、キムチという3つの発酵食品を使うのがポイントです。
発酵食品には血行を良くする働きがあり、体を温めやすくしてくれます。いろいろな発酵食品を組み合わせることでその効果をさらにパワーアップでき、味に出ます出ます。
「味噌は香りが抜けないように最後に加えてください。他にもお好みでニラなどを加えても美味しいですし、〆のリゾットも最高ですよ」(市川さん)
腸内環境を整える作用もある発酵食品。冷え性はもちろんお通じの悩みにもおススメです。寒さで体縮こまる夜は、こんなほかほかの鍋でホッとひと息ついてみてはいかがですか。
文/内野智子