恋愛&結婚 【コロナ婚活】ディスタンスお見合い、超早朝デート……コロナ禍のアラフォー婚活悲喜こもごも~その2~

2020年10月8日、経団連は少子化対策の推進に向けた緊急提言を発表。その背景には、新型コロナ感染拡大で婚姻数が減少していることがある。

政府の人口動態統計速報をひもとくと、今年1~7月の婚姻は前年同期比14.7%減。少子化の加速につながることが懸念されている。

コロナ以降、婚活はどのように行なわれていたのか……本誌は、コロナ禍中に婚活をしていた女性に話を伺っている。

小島真奈さん(仮名・40歳・不動産関連会社勤務)は、コロナ禍中真っただ中の3月に婚活を始めた。”オタサーの姫”だった彼女の初めての恋愛での挫折。そしてコロナ禍中の”出会い”について、当時を振り返っていただいた。

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この人からウィルスをもらっても、後悔はしない

「独身のまま死にたくない」という強い思いからスタートしたコロナ禍中の婚活。人っ子一人いない早朝での待ち合わせ、缶コーヒーでデート、テーブルを2つ使用しての見合いなど、平時とは全く異なっていたという。

「命に関わるピリピリした状況下だからこそ、結婚できると思ったんですよ。3月に婚活を始めて、4月、5月と30人以上の男性に会ったけれど、2回目のデートには至りませんでした。6月になると、新型コロナウイルスのことがだいぶわかってきて、手洗いとマスクをしっかりして、換気のいい場所で距離を空けていればある程度の予防ができるとわかり、出会いの間口が一気に広がったんです。そして3~5月よりも、条件がいい男性が婚活市場に出てきた。私の仕事は不動産なので、東日本大震災の後、しばらくしてから不動産市場に条件がいい物件がわらわら出てきたことを思い出しました」

それまでは「一度誰かを愛したバツイチ男性は嫌だ」と思っていたが、だんだんバツイチでもいいと思うようになる。

「同世代で、一度も結婚していない人よりも、既婚歴がある人の方が魅力的でした。マッチングアプリで出会った48歳の男性がとても素敵な人で、結婚したいと交際を始めました。さすがに、接触するのはためらったのですが、とにかくステキな人だった。この人からだったら、万が一何かあってもいいかなと思えたし、向こうも結婚を考えていると言っていた。それなのに、まさかの既婚者だったんです」

真奈さんにはかつて不倫の誘いも多々あったが、それらのすべてを断っていた。

「父が女性にだらしなくて、母が泣くところを見ていたので、不倫だけはするまいと思っていたのに、やはり焦ると相手の品定めができない。彼が既婚者ということは、指輪をはずした後がくっきり残っていたことでわかったのです。私に会う直前まで結婚指輪をしていたことは、皮膚の白さからわかった。ベッドで彼の手を触っていたら、左手の薬指の指輪部分だけ細くなっている。それで問いただしたら、結婚している、という。すぐに帰ってもらいました」

普段なら注目するのに、気がかりなことが多々あるので、見逃してしまった。

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