恋愛&結婚 結婚10年目、愛され妻が語る「“察して”をやめるまでは壮絶でした」~その2~

2020年11月22日(いい夫婦)の日に発表された、ネット調査(※)で、理想の芸能人夫婦の1位は仲里依紗さん・中尾明慶さん夫妻。2位は北川景子さん・DAIGOさん夫婦。3位は仲里依紗さん・賀来賢人さん夫婦と続く。

彼らの共通点は、同業で夫婦共働きであること。フラットな関係であり、SNSで夫婦の仲の良さが伺えること。ここでは壊滅的な夫婦関係だったのに、“妻主導”で関係修復をし、今では“仲良し夫婦”になっている女性から、その秘訣を聞いてみた。

※株式会社冒険者プラコレが主催「11月22日(いい夫婦)の日調査」、20~30代女性511人が回答。

中村凪咲さん(仮名・39歳)は都内のIT関連会社に勤務する二児(8歳娘・10歳息子)の母。夫は同じ年の高校の同級生で不動産関連会社に勤務している。授かり婚なので、結婚10年、「ある時点」までは、夫は家事も育児も一切せず、モラハラで、家にお金も入れず、なかったが、今は家事をしっかりこなし、凪咲さんからのLINEに時短で返信するという。 そこには、壮絶な背景があった。

【その1はこちら

夫は家事や育児に手を出しても、失敗だらけ

気づいてから家事を手伝うようになってくれたが、夫は言われればやるが、それ以外はやらない、察することができない男だったことが判明。

「言われたことはやるけれど、学習能力が異常にない。藤子・F・不二雄先生のSF漫画に、愚直すぎて融通が利かないロボットがよく出てくるじゃないですか。まさにあんな感じ」

洗濯は色物も白い服も混ぜて洗濯機にかけてしまう、おしゃれ着を乾燥機に入れる、娘と息子の服を混同してしまう、食器を1回洗うのに、半ボトル分の食器洗剤を使う……考えて動くことができないんです」

保育園の“送り”を任せたときは、コップと手拭きタオルを所定の場所に置くのを忘れ、“お着換え”を引き出しに入れ忘れて、園から苦情を言われた。

「保育園も言いやすい私に言うんですよね。そのたびに“あなたがヘマすると恥をかくのは子どもたち”ときつい言葉でののしってしまっていました。この頃の夫婦関係もまた最悪でした。夫は当時、息子を連れて実家に帰っていたのですが、5歳くらいの息子が夜中に泣きながら私のところにくる。“僕、ママと離れてばあばとパパと暮らすんでしょ。それは嫌だ”と泣いている。どうやら夫は、義母に長男を連れて離婚して、実家に帰る相談をしていたらしいんです」

そこで夫に説明を求めた。すると「もう、俺はムリ。人間としてダメだとよくわかった」とポツリ。

「そこで、“ああ、言い過ぎた”と反省したんです。2年間くらい、夫にダメ出しばかりしていました。そこで、自分の不満理由を、夫にプレゼンして改善を求めたんです。私はすぐに感情的になるとわかっていたので、手書きでパワポっぽい資料を作り、それを見せながら説明したのです」

拝見してみると、不満に思う理由が具体的に書いてあり、最大の不満が「生活費を入れないこと」。現在までに使った生活費の概算と、夫が払っている家賃光熱費の比較がされていた。その時点で凪咲さんが負担している4人分の生活費の方が、家賃よりも上回っていた。

「夫になぜお金をいれないのかという理由を聞いたら、義母から“母親は子供に自分のお金を使うから愛情が生まれる。あなたは払わなくていい”と言われていたからだったそうです。義母は愛する息子が、女性にお金を払うのが許せなかったみたいです」

夫は生活費の支払いを快諾。凪咲さんは、夫の給料口座から生活費を自動振り込みするように設定。夫婦共通の口座で生活費を管理することにした。

「お金が貯まると、家族旅行に行ったりね。“裕司君(夫)ありがとう”って言葉が素直に出てきたとき、すごくうれしそうな顔で笑ってくれた。口先だけの“ありがとう”は、相手をイラつかせるだけ。これまで、夫婦関係のアドバイスを参考に、イラつきながらも“ありがとう”と言っていた。これが夫婦関係を悪くさせていたんだなと気づきました」

夫に対して、過度に興味を持たないこと

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