恋愛&結婚 コロナ禍で45歳のお局社員が、会社からも家庭からも自由になった~その1~

2020年の最大の出来事は、コロナ禍。いままでの「当たり前」が覆えり、時代が大きく変わったことに、うろたえる人、嘆く人が多数いました。

そこで、30~40代の女性は、どのように人生を考え、人生を変えたのか。コロナ禍を機に、仕事を辞め、離婚したという女性にインタビューしました。

今年は人生最高の一年だったかもしれない

菅沼由衣さん(仮名・45歳・派遣社員)は、10月に新卒から23年間勤務した中堅企業を退職。それと同時に、16歳の息子を夫に託して、離婚をする。

由衣さんは「コロナ禍以前の私なら、安定収入を手放し、離婚するのは不幸の象徴。絶対選ばなかったと思う。でも、今はとてもすがすがしく幸せ。夫とも喧嘩別れしたわけではないので、時々連絡を取り合って、食事をしています」と語る。

コロナ以前は、典型的な上昇志向女性で、“きちんと”“ちゃんと”“普通は”などという言葉を連発していたが、今は全くそうではない。

「2020年の年の瀬に思うのは、今年は自分にとっては最高の一年だったということ。それまでずっと正しいとされていたことが、“これからの時代の正解ではない”と気付いたんですよね」

それまでの正解は、マナーを守り、謙遜し、ルールを守り、真面目にコツコツと何かをこなして達成し、相手を思いやって、役割を果たして生きていくこと。

「特に私はマナーについて、自分にも他人にも厳しかったんだけれど、マナーって人と会うから成立する。ソーシャルディスタンスで、人と会うことが貴重になっているから、会えた喜びの前には、マナーもへったくれもない」

それまで、職場で後輩が黒のストッキングをはいていたり、ノーメイクであることをマナー違反だと注意していた。

「私は営業事務だったけれど、デニムで通勤禁止とか、リュックはビジネスにふさわしくないとか言っていました。後輩女子のネイルに嫌味を言ったり。今思えば彼女たちの若さと自由さに嫉妬していたんだと思う。でも、新型コロナでステイホームになった時に、今まで真面目にいろいろなことを守っていたけれど、私が間違っていたんじゃないかな、と気が付いたんです」

私は頑張ってきちんとしているのだから、あなたもしなさい

1 2