恋愛&結婚 コロナ禍で45歳のお局社員が、会社からも家庭からも自由になった~その2~

2020年の最大の出来事は、コロナ禍。いままでの「当たり前」が覆ってしまった。時代が大きく変わったことに、うろたえる人、嘆く人が多数いました。

そこで、30~40代の女性は、どのように人生を考え、人生を変えたのか。コロナ禍を機に、新卒から23年間勤務した会社を辞め、結婚16年目に離婚した菅沼由衣さん(仮名・45歳・派遣社員)にインタビューしました。

退職を相談したらあっさり受理された

【その1】で起こった意識の変化は日に日に大きくなっていき、6月には人生を変えようと思ったという。

「今思えば、すごく理不尽な扱いを受けていたんですよ。会社では人と関わらない仕事をさせられていたし、住んでいる家も二世帯住宅で、下に住んでいる義母がホントにうるさかった。夜シャワーを浴びると、翌朝に文句を言ってきたりね。私と息子の足音を聞き分けて、小言を言う。息子が何かをすると、“あんたの教育がなっていない”と言われて、それに対して、当てつけのように息子を叱ったりね。ステイホームで在宅勤務になって、学校も休校になった4月の1カ月間はホントに辛かった。いつも階下に神経をとがらせていた。5月に友人3人がコロナ離婚をして、私も離婚ってアリじゃない、って思うようになったんです」

それと同時に、会社に勤務することについても考え直すようになった。

「私の仕事は、書類の処理で、印鑑を押したり、取引先にファックスをしたりすることが多い。私の業界は、昭和がずっと続いていて、会社に“行くこと”が仕事だったんです。だから、リモートになって、仕事量が激減したんですよ。PCの仕事も入力程度で、リモートで会議になっても、発言することもありませんから」

感染したら死ぬかもしれないと思われていたときに、 1週間に最低でも2回は通勤をする苦痛。

「ファックスや印鑑のために、会社に行く。オフィスはがらーんとして人がいない。いたとしても、お局の私には目を合わせずに挨拶する程度。会社から必要とされていないどころか、お荷物扱いされていることがわかりました。ここにしがみつくのもいいけれど、業績がガタ落ちの会社にいたところで、どんな未来になるんだろうかと考えて、上司(年下・女性)に退職について相談。すると、“いいと思いますよ”と即答されました。退職届もあっさり受理されました」

丸裸になったような不安と襲ってくる後悔

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