恋愛&結婚 「相手の条件」だけで結婚したらどうなった? スピード離婚・幸せ婚の境界線~その1~

新型コロナウイルスの影響で結婚する人が戦後最低レベルまで激減しているという。厚生労働省の人口動態統計(速報値)によると、2020年1~10月の婚姻数は約42万5000件で前年同期比13%減。とはいえ、コロナ禍でも婚活マーケットは盛況だという。

今回は、「相手の条件だけ見て結婚した女性」のその後について、2名の女性を取材。まずは、相手の条件だけで判断して結婚したが、スピード離婚してしまった岡田陽子さん(仮名・32歳・派遣社員)の話を紹介。

やっと「バツイチ」になれたという安堵

陽子さんがマッチングアプリで出会った人と入籍したのは、2020年6月。それから7か月後の2021年1月に離婚。

「結婚した時もホッとしたけれど、離婚した時の方が解放感はありました。

“結婚している人”というのは、社会的な立場が上だと感じていました。恋愛・結婚市場において、結婚生活を維持している人がヒエラルキーのトップにいると思うんです。その次がバツイチで再婚している人→バツイチで独身の人→離婚歴がたくさんある人→ずっと未婚の人。これは私の偏見かもしれませんが、現実的にはそう感じています」

だから、結婚した時もホッとしたけれど、離婚した時に「やっとバツイチになれた」という安堵感があったという。

「結婚って、一度誰かにコミットできた人だ、という証明でもあると感じます。今、離婚から2か月経ったのですが、モテるようになりましたし、仕事関係の人からも食事に誘われるようになりました。苦手な人に対しては、“コロナ禍が終わったらご一緒したいです”と言い、好きな人とはデートしています。もうすでに彼もいます」

それ以前は、結婚がしたくて焦っており、恋人ができても短期で交際が終了。そのたびに修羅場があったと振り返ります。

「たぶん、私は幼少期に親から無視されていたこともあり、いわゆる“メンタル不安定女子”なんだと思います。彼からLINEが来ないと不安になり、既読スルーされると死にたくなるほど。愛されて、構われていないと不安でたまらなかった。一時期、それから逃れるために、恋愛依存になって、いろんな男性と関係を持ったことがありましたが、心の傷がえぐられるだけでした」

20代後半からは、自分よりランクが下だと思っていた友人が続々と結婚していく。陽子さんは学生時代に読者モデルをしていたほどの美貌の持ち主。学歴も高いのに協調性がないために転職を繰り返していた。その後派遣社員となったが、それが“孤立感”を感じさせたという。

「ハケンの仕事も大切だし、ありがたいのだけれど、チームに所属をしていないという孤立感が常にあったんですよね。周りの友達が結婚して幸せに安定していることに焦ったのと、親からは高学歴・高収入の人と結婚しろと言われて……。条件だけで相手を絞って、婚活を始めたんです」

婚活に有効だったのは、結婚相談所だった

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