恋愛&結婚 オシドリ夫婦7年目の離婚。ゆっくりと着実に関係を冷え切らせた原因とは?〜その2〜

夜の営みも面倒に……ついに離婚が頭をよぎる

モヤモヤした気持ちを抱えて生活をしていたせいか、マキさんは夜の営みも面倒になってきます。ですが旦那さんは求めてくることも多く、夜の営みが義務のように感じて辛くなってきたそう。

「さっさと寝てしまったり、上手い言い訳で断るようになって、徐々にセックスレスになりました。私も仕事で疲れていたし、義務に感じる交わりは本当にしんどかったです」

その頃から、『離婚』の2文字が頭をよぎり始めます。マキさんは「もう何ヶ月してないか覚えてないよ〜笑」などと、遠回しにセックスレスを責める夫にも、罪悪感と嫌悪感を感じるようになります。

ある時また長い出張があり、帰ってきた時は今まで以上に違和感を感じ「もう無理だ」と感じたそう。決心を固めてBくんに「離婚したい」と伝えるものの「なんとか考え直して欲しい」「君はひとりじゃ生きていけないよ」と猛反対されます。

Bくんは顔を合わせる度に、時には怒ったり時には懇願したりしながら、マキさんに考え直すように説得してきます。しかしマキさんの気持ちは変わらないどころか、Bくんへの嫌悪感やしんどさは募る一方でした。そんな生活を半年以上続け、ある日やっとの思いでマキさんは家を出ます。

ついに離婚へ。長く続いた違和感の正体とは?

家を出てしばらくすると、Bくんも離婚に仕方なく同意。ふたりは無事に離婚します。違和感は結婚してすぐに始まったものの、耐えられなくなる関係になるまで6年、離婚を決意して実際に離婚にいたるまでに約1年かかったそう。結局のところ、何が1番の原因だったのでしょうか?

「おそらく、私は『幸せな結婚生活』というのを実現しなければと、無理をしていたんだと思います。家にいる間は、『幸せな結婚をした良い奥さん』であろうと、ありのままの自分を偽っていたように思います。出張に出ると無理して『良い奥さん』でいる必要がないから素の自分になり、それで自宅に帰ってくると、素の自分ではいられなくなることに、窮屈さや違和感を感じたんだと思います」

離婚して、独身になって改めて振り返ると、家事も得意ではないのに無理をしていたし、自分の時間が欲しいのに、毎週末デートをしたりと『幸せな結婚』を維持するための、色々な無理が思い当たったそうです。

「多分、結婚自体も私のしたいことではなかったんです。Bくんのことも、もしかして本当は愛していなかったのかも知れません。でもBくんは仕事も性格も安定しているし、側から見ればこれ以上ない理想的な結婚相手。『これが幸せだ』って思い込んで、無理をして結婚してしまったんだと思います。今はひとりだけど、正直今の方がずっと幸せです」

離婚のストレスで体調も崩したマキさん。

「結婚が幸せ」「家族を作るのが幸せ」という世間の価値観ってありますよね。でもそれは自分にとっての幸せとは違うのかも知れません。世間の価値観に一度は流されたものの、結婚生活を送るうちに自分の本心に気づけたマキさんと、結果的にはそれに一方的に振り回されてしまう形になってしまった、Bくん夫妻のお話でした。

取材・文/まなたろう

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