仕事&マネー 仕事は?出産や育児の大変さは?20代・40代それぞれの出産体験談~その1~

新型コロナウイルスの影響で出産する人が激減しているという。厚生労働省「人口動態調査」によると、2020年の出生数が87万2,683人と過去最低となり、話題になった。一方で、20~40代の女性に話を聞くと「子供は産みたい」と語る人も少なくない。

今回は、 現在4歳の子供がいるふたりの女性に話を聞いてみた。出産した年代で生活の変化や苦労するポイントなどはどう違うのだろうか。この条件を設定したのは、子供は4歳になると、ひとり遊び、言語理解、着替えや排便などができる子が増える。親は「手が離れた」とホッとする年齢だからだ。

まずは、27歳で長男を出産し、現在第二子妊娠中の林美佳さん(仮名・31歳・IT関連会社勤務)に話を伺った。

妊娠中は何かと謝罪をしていた

美佳さんは10歳年上の夫と、5年前に授かり婚をした。

「当時は、仕事がいい感じに軌道に乗って楽しかったし、住んでいた都内の実家の居心地は最高だし、結婚する理由が見つかりませんでした。私は恋愛っぽいことが照れ臭くて、“愛してるよ”と言われると“バカじゃないの?”と思ってしまうひねくれたタイプ。長年付き合っていた彼がいたんですが、ドラマチックなイベント的なことを避けているうちに、彼は別の人と結婚してしまいました。めちゃくちゃ落ち込んで、飲み歩いているときに、今の夫と知り合い、恋愛関係に。そのうち妊娠に気付きました」

彼にLINEをすると「この年(当時36歳)でパパになるの!? うれしい」と電話がかかってきた。

「それで、ウチの親のところに挨拶に来たら、父が“ホントに甘やかして育てた娘なのでどうぞよろしくお願いします”と言いました。怒ると思ったらそうではなかったです。父は彼のことを“苦労人で優しそうな人だ”と絶賛していました」

妊娠中は体調も順調だったそう。

「特に妊娠中のトラブルはありませんでした。でも仕事が問題で。まだ会社では下っ端だったので、2週間に1回ある妊婦検査で仕事を抜けるのに嫌味を言われました。コロナ前のうちの会社はかなりブラックだったので、私も心の中で“辞めてやる”と思っていましたが、母になるとわかったら図太くなれたというか“すみません”と言って普通に出かけていました。そのたび謝ったり、お菓子を差し入れしたり変なところで下手に出たりしていました」

自分がやりたかった仕事を、同期が任されるのを横目で見る生活

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