仕事&マネー 仕事は?出産や育児の大変さは?20代・40代それぞれの出産体験談~その2~

新型コロナウイルスの影響で出産する人が激減しているという。厚生労働省「人口動態調査」によると、 、2020年の出生数が87万2,683人と過去最低となり、話題になった。一方で、20~40代の女性に話を聞くと「子供は産みたい」と語る人も少なくない。

今回は、 現在4歳の子供がいるふたりの女性に話を聞いてみた。出産した年代で生活の変化や苦労するポイントなどはどう違うのだろうか。この条件を設定したのは、子供は4歳になると、ひとり遊び、言語理解、着替えや排便などができる子が増える。親は「手が離れた」とホッとする年齢だからだ。

続いて42歳で長男を出産した魚住曜子さん(仮名・46歳・外資系食品会社勤務)に話を伺った。

【27歳で初産を経験したケースは前編で】

体外受精をすれば授かると思っていた

周囲の人には「普通に授かった」と伝えているものの、実際は不妊治療をしていたそう。

「5歳年上の夫と結婚したのは38歳のとき。私は大卒ではないのですが、英語ができたので、外資系の企業に入れました。20代、30代は仕事をして、ギリギリに結婚すればいいと思っていましたが、そう思っていた私を、不妊治療中の私はは“殴ってやりたい”と思っていました」

夫とはゴルフ仲間だった。夫は離婚歴があり、元妻の間に中学生の子供がいる。

「当初、“いつか子供が欲しいな”と言ったら、夫に“急がないとね”と言われました。芸能人の40代の出産事例を話すと“あの人達は体力も経済力も全く違う。同じように考えてはダメだよ”と言われたのです」

芸能人の妊娠は報道されることが多い。その出産年齢については、華原朋美さん(45歳)、滝川クリステルさん(42歳)、浜崎あゆみさん(41歳)、田中美佐子さん(43歳)、ジャガー横田さん(45歳)と、40代で産む人も少なくないように感じる。

「有名人ができるんだから私も……と思ってしまいますが、それはほんの一部の人なんですよね。3か月間自然妊娠で授からなかったので、私達は不妊治療の門を叩きました。お医者さんはとても優しく親切な人でした。超怖くてスパルタ的な不妊治療のクリニックもあると聞きますが、私は心が折れやすいので(笑)、口コミを見まくって、優しい先生にしました。

私も夫も特に異常は見つかりませんでした。ホッとしたのもつかの間、“39歳からの妊娠は至難の業”と先生に言われたんです。自然妊娠を狙うと同時に、精子を選別して腟内に送り込む人工授精をしましたがなかなか授からず、1回30万円の体外受精も経験しました」

それまで、体外受精をすれば子供は授かると思っていたが、うまくいかなかった。

「2回目までダメで、3回目は着床して、6週のときに母子手帳までもらいました。でも、8週目の時に心拍が確認できなくなり、その後処置手術をしました。あの時はもう離婚して死のうかな……とまで思いつめるようになってしまいました。夫も結婚早々、私がこんな状態になって、離婚も考えたと言っていました。でも最後までちゃんと見守ってくれたんですよね」

赤ちゃんが育たなかったのは40歳のことだったそう。

「不妊治療って、努力がそのまま実るわけではない。なので神仏にすがりたい気持ちになりました。有名な占い師の先生が言う通りの方角の病院に変え、夫婦で飛行機でクリニックに通ったんです。4回目の体外受精で着床・妊娠。でもやはり甘くはありませんでした」

切迫早産で3か月寝たきり生活を送る

1 2