恋愛&結婚 大好きで結婚したけど……やっぱり収入格差は愛では埋められない!?〜その2〜

大村まゆこさん(仮名・35歳)は常に売上トップクラスのベテラン保険外交員。仕事一筋の人生でしたが、行きつけのバーにて恋に落ちます。

Tさんは落ち着いた雰囲気で真面目な性格が好印象だったものの、まゆこさんよりも収入が低いことが多少の引っかかりとなっていたそう。時には彼女が多くお金を支払うこともあったのだとか。

しかし金銭面以外は特に問題がなかったため、お付き合いは続きます。そして彼の熱望により出会って8か月後の2020年1月には結婚。晴れて夫婦となったのですが……。〜その1〜はコチラ

ステイホームで不満が溜まってしまった

「彼は別に私に依存しているわけではありません。私が多めに払えば申し訳なさそうな顔で『ありがとう』と言ってくれるし、塾講師の仕事を辞めるかずっと悩んでいたのです。実は彼は時給正社員で、働いた分しかお給料が発生しなかったんですね。だからコロナ禍によって休校になってしまったら、当然収入はゼロ。塾そのものも結構ギリギリの経営だったそうで、社員への救済措置はありませんでした。

2020年3月後半から突然塾がお休みとなってしまったため、ずっと彼は家にいたんです。やがて私も4月からリモートとなり、2人で一緒にいる時間が急激に増えました。最初は良かったのですが、段々在宅が当たり前になってくると不満も出てきてしまい……」

Tさんはお給料が少ないにもかかわらず、特に副業などもやっていなかったそう。リモートワークで顧客に電話を掛けたり、資料を整理するなど働くまゆこさんの傍で、彼は何もしていませんでした。

「塾講師と言っても、地元でのんびりやっているような学習教室に限りなく近い感じのものだったんです。決して広告をバンバン打ってるような進学系の塾ではありません。だから休みの間の課題とかも特に作ってなくて。収入が低い理由がまぁ分かりますよね。

こっちが働いているのに向こうはやることがないから、申し訳なさそうな態度は取るわけです。けどそんなことされても、私は何もしてあげられない。逆にその態度に腹が立ってきてしまったんです」

このコロナ禍では同業種への転職も難しく、副業探しもままならなかったとか。

「どこも対面式の塾は休校になっていました。塾講師の副業って通信添削とか家庭教師がよくありますけれど、どちらもコロナ禍では見つからなかったみたいです。オンライン家庭教師というのも今はあるんですが、月謝が安い分ギャラも期待はできません。彼と似たような境遇に陥った人はかなりいたようで、応募も殺到していたと聞きました。

私も3月はかなり売上が落ちてしまいショックを受けていましたが、4月からはやれることを精一杯やっていたんです。どうにかガタ落ちしないように必死こいてたので、そんな中で彼を見ていると……もう何とも言えない気持ちに。どんどん会話は減っていき、一緒にいる時間が苦痛になってきてしまいました」

そんなまゆこさんの気持ちを感じ取ったのか、あれだけ落ち着いていたTさんからも文句が出始めてしまいます。

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