恋愛&結婚 結婚すると約束した30歳の誕生日前に突然、5年交際したエリート彼が行方不明に……~その1~

2020年10月8日、経団連は少子化対策の推進に向けた緊急提言を発表。その背景には、新型コロナ感染拡大で婚姻数が減少していることがある。

2020年の婚姻件数は約53万8000件と前年から12.7%減少したことが話題に。それでも、「結婚したい」と考えている人は多く、婚活ビジネスは盛況だ。

今回は、松浦純さん(仮名・31歳・IT関連会社勤務)に婚活についてお話を伺った。純さんは5年交際して結婚するつもりでいた彼が、コロナ禍で「どうせ死ぬなら好きなことをしたい」と会社を辞めて行方不明になってしまった。

婚活は、大学時代に始まってる

現在、純さんは、5年交際したその彼と別れた。彼は、誰もが「将来安泰だね」という超大手企業に勤務しており、仕事ができる若手のホープだったという。どんな出会い、付き合い方だったのだろうか。

「めちゃくちゃ仕事ができてカッコいい人でした。実家が都心にあり、その家は代々有名大学の付属中学校から大学に上がっているという人です。お父様は誰もが知るグローバル企業の役員をしていて、お母様は専業主婦。私もそこそこいい大学を出ていることと、テニスや乗馬を趣味でやっていて彼の両親にも気に入られました」

純さんの実家は、都内郊外にある3LDKのマンションに住む、普通のサラリーマン家庭。

「父(57歳)は課長どまりで、定年前に子会社に出向になっています。母(56歳)はファストフードで“地域限定社員”のような扱いで、15年以上働いています。母は面倒見がよく仕事ができるようで、パートなのに勤続半年でチーフに昇格したそうです。私の月収(手取り25万円)以上稼いでいると聞いて驚きました。大手住宅メーカーに勤務する弟(26歳)は、大学時代の同級生と24歳の時に結婚。インスタを見ると、子供と奥さんと楽しそうに生活しており、“結婚っていいな~”と思っていました」

純さんの両親はとても仲がよかった。

「だから、結婚がしたかったんです。ウチの両親はもちろん愛し合っているとは思いますが、あそこまで仲がいいのは、お金に余裕があるからだと思うんです。父の給料はいいほうだと思いますし、母が仕事を始めてから、ますます家庭環境がよくなった。“金持ち喧嘩せず”って言葉がありますが、まさにその通りだと思います」

弟夫妻も仲がいいが、弟の妻も保育士としてフルタイムで働いており、かつ、社宅に住んでいるために、住居費用がかからないからと推測。そのため、純さんは、25歳のときに収入がある男性に絞って婚活を開始。しかし、その年齢からの婚活開始はちょっと遅かったと感じたそうだ。

「婚活は大学時代から始まっていたんです。私はそれに出遅れました。25歳のときに、“そろそろ結婚しよう”と思ったのですが、周囲の“そこそこいい人”はみんな結婚していました。弟も24歳で結婚しています」

25歳から“普通”の男性を探しても、難しいという現実

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