恋愛&結婚 婚活9年間で300万円かけても結婚できない理由がわからない……【前編】

2020年10月8日、経団連は少子化対策の推進に向けた緊急提言を発表。その背景には、新型コロナ感染拡大で婚姻数が減少していることがある。

2020年の婚姻件数は約53万8000件と前年から12.7%減少したことが話題に。それでも「結婚したい」と考えている人は多く、婚活ビジネスは盛況だ。

今回は絶望的だった婚活を大逆転し、職場婚をしたばかりの田中優子さん(仮名・34歳・食品メーカー勤務)にお話を伺った。優子さんの婚活歴は9年で総額300万円くらいかかっているとか。でも結婚できるようになったのは、月1回行うようになった、いじわる体質を改善するためのアドバイス会がきっかけだった。

見た目は普通でも、根本が「いじわる」

優子さんは、1か月前に職場結婚をした。相手はバツイチの3歳年上の先輩。交際期間は半年だったという。

それまでの婚活の経緯を伺った。

「25歳のときに、結婚していなかった35歳のお局の姿を見て、私には若さしか武器がないと思い、婚活をスタートしました。合コンや街コンなど不特定多数との出会いの場に、月20回は行っていたんです」

そこにいたのは、今振り返れば、当時の自分と同じくらい、他人に配慮がない男性ばかりだったという。

「婚活を9年続けて、今まで出会った人は200人以上います。数をこなしてわかったことは、人間は同じレベルの人と知り合うということ。相手は自分の鏡なんですよね」

優子さんは、健康的な外見をしており、清潔感もあり社会性もある。大手企業に勤務しており、共家事・共キャリアを求める時代にも合っている。実家は下町の喫茶店で、人付き合いにも慣れている。性格もサバサバしている。非の打ち所がないように見える。

「自分でも、婚活は余裕だと思っていたんです。見た目も普通だし、私は愛想がいいのでおじさんに好かれることも多い。“こんな私を選んだあなたが幸せだ”と言えるくらいに思っていたのに、婚活は難航を極めました」

合コンやパーティの出会いに見込みがないとわかると、今度は結婚相談所に切り替えた。

「不特定多数との出会いの場は、お互いの品定め会場になっていました。そのうちに合コンそのものが楽しくなってしまい、幹事を頼まれるようにもなりました。頼まれるとうれしいから、喜んで設定したりしていましたが、いつも男性側があからさまにがっかりしていましたね」

それは、容姿が優れた若い女性をあえて連れていかなかったから。

「当時の私は、“自分がいちばん先に結婚する”ことを考えており、自分が一番に見えることだけを考えて女性を集めていました。他人に対してランク付けをするのはおこがましいのですが、私の容姿が普通なので、キレイな人は集めないようにしていました」

いじわるだという自覚をスルーすると苦しくなる

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