恋愛&結婚 恋愛したくない……。前向きになれない「5つの原因」と「3つの対処法」

周りの友人は普通に恋愛をして、結婚していくのに、なぜか自分は「恋愛したくない」と思ってしまう……。こんな悩みを抱えているものの、周囲の誰にも相談できずにもやもやしている女性は、実は多いのです。

あなたは大丈夫?まずは恋愛したくないと思ってしまう心の状態を知ろう

「恋愛したくない」気持ちになってしまうのにはさまざまな原因が隠されていて、さらには今の心の状態も影響しています。まずはあなたの心に恋愛が入る隙間があるのか見ていきましょう。

堅実女子の皆さんは「マズローの欲求5段階説」という名前を聞いたことがあるでしょうか?これはマズローという心理学者が「人間には5段階の欲求がある」と理論化したものです。ビジネスのマーケティングなどでも「マズローの欲求5段階説」は活用されています。

「マズローの欲求5段階説」では、人には「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求(所属と愛の欲求)」「承認欲求」「自己実現の欲求」の5段階があるとされています。これらはピラミッド状で並べられており、「生理的欲求」が満たされれば次に「安全の欲求」を求める、といった順序で進みます。

「マズローの欲求5段階説」

第1段階:「生理的欲求」

1番下の「生理的欲求」は、生きていくために必要な基本的欲求となります。生きるために必要なこととは食欲、睡眠などです。これがなければ生きることさえ脅かされるという状態になるので、この「生理的欲求」が満たされなければ恋愛をしたいとはまず思わないでしょう。

第2段階:「安全欲求」

「生理的欲求」が満たされれば、2段目の「安全欲求」に移ります。これは言葉の通り、安心・安全な暮らしへの欲求です。コロナ禍で仕事がなくなってしまい経済的に不安定な状況になった場合などは、この「安全欲求」が満たされていない状況になります。また、病気になってしまったなどの状態もここに該当します。

第3段階:「社会的欲求(所属と愛の欲求)」

「安全欲求」の次に求めるのが「社会的欲求」です。これは友人や家庭、勤めている会社から受け入れられたい欲求を意味します。「社会的欲求」は「所属と愛の欲求」とも表現される通り、集団へ所属することで得られる安心感や、誰かに必要とされている感覚、誰かの役に立っていると感じることを求めます。お金もあり、安全に暮らせる場所もあるけれど、誰からも受け入れられていないという思いがあると人は不安定になります。

この欲求を求める段階で、人は「恋愛したい」という気持ちになります。特定の誰かに必要とされていることを求めるのです。恋愛したくないと思ってしまう人は「生理的欲求」と「安全欲求」が満たされていない状況なのかもしれません。

第4段階:「承認欲求」、第5段階:「自己実現欲求」

恋愛したい気持ちになるのは「社会的欲求」(「生理的欲求」と「安全欲求」が満たされている状態)となりますが、「マズローの欲求5段階説」の残りの2つの「承認欲求」と「自己実現欲求」も合わせてご説明します。

「承認欲求」は「社会的欲求」の次の段階となり、所属する集団の中でより高く評価されたい、自分の能力を認められたいという欲求です。SNSなどで「いいね!」を求めてしまうのは「承認欲求」からくるものだとされています。

そして1~4の欲求がすべて満たされると「自己実現欲求」が出てきます。これは自分らしさを求めるもので、自分にしかできないことをしたい、自分らしく生きていきたいという理想に近づきたいという欲求です。社会的に成功している人たちがより上位を目指すのは、自分の理想にまだ達成していないという思いがあるからだとされています。

恋愛したくない「5つの原因」

前述した「社会的欲求」を求めるときに、友人などとは交流をとりたい、社会とはつながっていたいと思っているけれど、恋愛はしたくないと思っているのであれば、別の原因が考えられます。ここでは「恋愛したくない」と感じてしまいがちになる5つの原因をご紹介します。

1.過去に恋愛でトラウマがある

過去に恋愛で傷ついた過去、トラウマがある人は、恋に対してネガティブな思い込みがあり、次の恋に進みにくくなります。

例えば、過去の彼氏に嘘をつかれていた、浮気されていたなどの記憶から、次の彼氏もきっと自分に嘘をつくかもしれない、浮気されるかもしれないとネガティブな未来を想像してしまっている状態です。

まだ起こってもいない未来に対してネガティブなイメージをしてしまう原因には、過去のトラウマからの「自動思考」が関係しているとされています。「自動思考」とはその人が持つ考えのクセのようなもので、前の彼氏が浮気をしただけだったのに、同じような状況下に置かれると前の彼氏と同じように浮気をすると自動的に思ってしまうことを指します。トラウマからの考えのクセが次の恋への一歩を妨害して、恋愛したくない気持ちになってしまっているのかもしれません。

2.自分に自信がない

自分に自信がない人とは、「自己肯定感が低い」ということ。どんなに魅力的な人でも自身のコンプレックスは少なからず持っているもの。しかし、自己肯定感が高い人はそのコンプレックスを補うくらい、自分に自信があるところを持ち合わせています。

自己肯定感が低い人の特徴として、そのコンプレックスにばかり目がいってしまっていて、自分の長所に気づいていないことがほとんどです。

自己肯定感が低いことは恋愛に対する気持ちも奪ってしまいます。「こんな自分が相手に受けいれられるわけない」「うまくいかない恋愛なんてするだけ時間の無駄」という考えにいきついてしまっているからです。

3.比較対象が多すぎる

人は何かを決めるときには周囲と比較する「社会的比較理論」を使っています。「社会的比較理論」とは、自分を周囲の人たちと比較することで、社会における自分の位置を確かめることを指します。

今はインターネットやSNSなどで情報過多の世の中になっていて、比較対象が多いと言われています。恋愛でいうと、比較対象が多ければ多いほど人はより良い恋人を見つけたいという気持ちを、自覚の有無に関係なく持つ可能性が高くなります。それによって周囲にいる異性の評価を下げてしまい、周りには恋愛対象になる人がいないと思い込み、恋愛できない状態を作ってしまっている可能性があります。

人よりもより良いものを求めてしまう。

4.仕事など他のことで忙しい

恋愛より他のものに興味を持つことは決して悪くはありませんが、もし睡眠時間がないほど忙しければ前述した「マズローの欲求5段階説」の「生理的欲求」が満たされない状態となっているのかもしれません。自身が充実した時間に恋愛が入りこむ隙間がないのか、「生理的欲求」が満たされていない状況なのかを一度確認してみる必要があるでしょう。

5.経済的に余裕がない

4と同じく、金銭面に余裕がなければ「安全欲求」が満たされない状態となってしまっています。人の心は「生理的欲求」と「安全欲求」が満たされている状態で次の「社会的欲求」で恋愛をしたいと思えます。経済的な理由で「安全欲求」が満たされていない場合はその状態になる以前に恋愛を始めていなければ恋愛に目を向けるのは難しいでしょう。

恋愛したくない気持ちを前向きに捉える「3つの対処法」

「恋愛をしたくない」という気持ち自体は決して悪いわけではありませんが、心の状態や5つの原因が関連してしまっているなら、「恋をしたくない」という気持ちをネガティブに捉えてしまっている可能性もあります。ここでは「恋愛したくない」気持ちを前向きに帰られる対処法をお伝えします。

1.自分の感情だと素直に受け入れる

原因の1つでもある「自己肯定感の低さ」を改めるためにも、「恋愛したくない」という気持ちを素直に受け入れることが必要です。

「今は昔に比べて恋愛をしなくなった人が多くなった」とまるで非難するような内容を見かけることもありますが、それは他人の意見です。あなたの気持ちはあなただけのものなのです。

そもそも恋愛は周囲の、世間の意見によって始めるものではありません。「恋愛したくない」のであれば、それはそれでいいのです。恋愛したくないことをネガティブに捉えてしまっている気持ちを手放すことで、心を軽くすることができるでしょう。

2.過去をリセットして恋愛は悪いものという考え方を捨てる

過去の恋愛のトラウマが「恋をしたくない」原因に当てはまった人は、トラウマの原因になった恋愛による「自動思考」を変える必要があります。

自動思考の変え方には「客観性」が必要です。客観性をつけるためには、恋愛のシーンと、それに合わせてそのときに思ったこと(感情)をプラスでノートなどに書き込みます。例えば、「彼から電話の折り返しが来ない→不安になった。浮気されているのかもしれない」といった感じです。そのシーンで思ったことが「自動思考」となります。

そこで考えてほしいのは、新しい恋には「浮気されている」という事実はまだない、ということ。このことを紙に書くという可視化をすることで自分の感情を客観的に見ることができます。次の恋に進もうとしていたときには紙に書いて可視化するということを覚えておいてください。

3.今は別のことを頑張る時期と据える

他に心配事がある状態(「生理的欲求」と「安全欲求」が満たされない状態)だと恋愛に意欲的になれません。

また、次に求める「社会的欲求」が恋以外のもの、例えば仕事で仲の良い友人たちと一緒にいることで満たされている場合や、「社会的欲求」の次の「承認欲求」を満たすために仕事に力を入れている状態であれば、恋愛に心が向かないこともあります。

1つ目でご紹介した通り、「恋をしたくない」気持ちを否定する必要はありません。今は恋愛ではなく、他のことを頑張る時期なんだと受け入れてください。自分の目標設定が固まれば迷いはなくなり、「恋愛したくない」気持ちを素直に受け入れることができます。

☆☆☆

「恋愛をしたくない」心の状態や原因は人それぞれですが、その原因がわかれば、恋愛をしたくないと思ってしまうことに対する不安は失くすことができるかもしれません。今はその気持ちを自身で受け入れて、無理をして恋愛をする必要はありません。焦らずに「恋愛したい」と自然に思える気持ちを待ってみてはいかがでしょうか。

「恋をしたくない」気持ちは悪いことじゃない。自分の気持ちを素直に受け入れて。