恋愛&結婚 大失恋からスピリチュアルにハマり……アラサー女子の婚活迷走2年からの脱出劇【後編】

2020年10月8日、経団連は少子化対策の推進に向けた緊急提言を発表。その背景には、新型コロナ感染拡大で婚姻数が減少していることがある。

2020年の婚姻件数は約53万8000件と前年から12.7%減少したことが話題に。それでも、「結婚したい」と考えている人は多く、婚活ビジネスは盛況だ。

岡田紗枝さん(仮名・32歳・IT関連会社勤務)は、2年の婚活を経て、6歳年上のバツイチ公務員男性と入籍。その前に5年交際した男性に30歳の時にフラれてしまう。絶望からの2年間の婚活の軌跡を紹介する。

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占いにすがっていても、いい男性との出会いは全くなく……

紗枝さんは彼と復縁したくて、復縁に強い占い師に2か月で10万円も払ってしまう。

「絶対に先生が何とかしてくれる、と思っていたのです。でも彼は私との別れからたった2か月で、行きつけのバーの女性とスピード婚してしまいました。そこで先生に文句を言いに行ったんです。すると占い師は“それもまた運命なのかもしれません。あなたは別の人と結婚しますよ”と言い切ってきました。“私は彼と結婚したかったんです”と食い下がると、“結婚は神様が決めるものなんです。あなたはもっと素敵な人と結婚します”と、静かにゆっくりと優しく語られてしまって……」

その厳かな口調に紗枝さんは「そうだったのか」と妙に納得。占い師は「彼との別れは、前世の悲しみの記憶の浄化です。ここから素敵な人と出会います」と続けた。

「あ、そういうことなんだ、と思いました。それまで目に見えないものを信じていませんでしたが、その世界を知ってしまうと、すごく心が楽になるんです。私はそれまで自分が不幸なのは努力不足だからだと思っていたけれど、星の配置のせいだったり、別次元のところで“いいわけ”がもてるのがよかったのかもしれません」

その後、婚活に強い占い師のところに行き、「●日●時に、赤い色のアイテムをもって行く」などのアドバイスをもらっては実行した。

「私は統計学的な占いが好きで、占星術、算命学、宿曜、方位などの先生に占ってもらっては実行していました。15人くらいかな……“当たる”と言われている人は、話がうまくてとてもポジティブ。占ってもらってから2日くらいは、気持ちがワクワクするのですが、何も婚活は進展せず落ち込む。その繰り返しでした」

1年間、占い師のアドバイスに従って、行動をしていたが、全く先につながる出会いはなかった。

「出会いはあるし、告白もされたんです。全然眼中になかった大学時代の同級生から“そろそろ結婚しない?オレとオマエだったらとりあえず食っていけそうじゃん”と言われたり、地味めの40歳の会社員男性の仕事を手伝ったら、家まであとをつけてこられて、結婚してほしいと言われたり……。全部、断りましたけどね」

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