恋愛&結婚 ‟ミケポチャ女子”は恋愛に不利!?幸せな結婚をつかんだ戦略とは【後編】

ルッキズム( 外見にもとづく差別 )が問題視される現代日本、本稿では、恋愛や結婚と容姿の問題を取り上げている。

現代の日本の美意識で、「美しくない」と思われてしまう人が、どのように恋愛、結婚を進めていったのかを取材した。

ちなみに、本稿での「美しくない」とは、直近3年間で10回以上、 容姿にまつわる侮辱を他人から受けた経験があるという女性の体験を元とした。

大原尚子さん(仮名・32歳・IT関連会社勤務)は、体重が3ケタのポッチャリ女子……いわゆる「ミケポチャ」だ。1年前に結婚するまでの経緯をお話しいただいた。

【これまでの経緯は前編で】

容姿で重要なのは、肌と髪と歯、そして清潔感

尚子さんの話を伺っていると、安定的に男性からデートや告白を受けていると感じる。

「それは、軽視されているからじゃないでしょうか。多くの男性は、“こんなデブなら、なんとかなる。俺が告白してやっているんだから、ありがたく思え”というようなところが、心のどこかにあると思います。最初はわからなかったのですが、何人か会っているうちに、そういうがわかるようになったので、恋愛の経験は大切だと思います」

ここで尚子さんの容姿について触れると、とてもボリューム感がある体型ではあるものの、ボブの髪はツヤツヤで、軽く日焼けした肌はかなり健康的な印象だ。歯が白く、眉毛がナチュラルに整っている。白いブラウスと紺のフレアスカートのファッションも品がいい。

「今、ご指摘いただいたところは、まさに私が気を付けているところです。特に肌、髪、歯、そして眉毛は印象を左右します。これは、婚活アドバイザーのコラムを読んで、実践したのです。私はダイエットは絶対にムリなので、努力しなくても維持できるところは、せめてきれいにしようと」

モテずに悩んでいる周囲の人に、このことはよくアドバイスするという。

「素直に実行した人から、恋愛の安定をつかんでいますね。恋愛って、ドラマの影響などで“トキメキが大切”などと言われますが、相手にいちいちときめいてドキドキするのってなんだか不安定ですよね。すごく疲れますし。それに、幸せって相手がそうしてくれるのではなく、自分でなるものだと思うんです。そのためには、恋愛の安定を手に入れるためにも、ある程度容姿を整えるのは大切」

ファッションも清潔感があるが、太っている人にとって、服の買い物は地獄だという。

「普通の店で試着はできません。私のサイズは6Lなので、普通のお店のXLは入らないんです。通販も今はいいものが販売されるようになりましたが、到着してがっかりすることも多かった。今は、百貨店の大きいサイズコーナーでトップスを買い、ボトムは通販で買っています」

ルッキズムや容姿コンプレックスからは逃げられない、だからこそ上手な付き合い方

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