恋愛&結婚 夫婦円満は我慢の上に。有名夫婦の離婚で考える、結婚の「ムリゲー」問題【前編】

女優・鈴木保奈美さんと、タレント・石橋貴明さんが離婚した。ふたりは1998年に結婚。3人の子供が成人したことを機に、22年の結婚生活を終わらせたという。

離婚報告のYouTube動画は“自分たちの言葉で報告したい”という誠意を感じる意見の人も多かった。動画の最後に出た、厳しい顔の石橋さんと、笑顔の鈴木さん……これを見て、日本の結婚生活がどれだけ女性に負担がかかっているかを感じ、“離婚もアリ”と考える女性も増えたかもしれない。

そこで、今回は「表面上問題はないけれど、離婚を考えている」という複数の女性に取材した。

育児のサポートをせず、生活費を払いたがらない夫

神田真奈美さん(仮名・32歳・契約社員)は、4年前に結婚し、現在は離婚を本気で考えている。

「デキ婚で授かった娘の育児がひと段落したからです。鈴木保奈美さんもそうでしたが、結婚より前に私も妊娠しました。夫はそれで結婚の覚悟を決めてくれたけれど、娘が授からなかったら結婚して“もらえ”ていなかったと思う」

結婚は対等であるはずなのに、女性側が男性に気に入られるようにへりくだらないと、して“もらえ”ない。

「なんだかんだ言って、男性の方が経済的な負担は重いからだと思います。それが前提だから、男性の方が給料はいいんだし。それに、子供を生み育てるのが女性だから、そこには年齢的なリミットもあります。だから男の人に早く“YES”と言ってもらわなければならない。これを引き出すために、頑張るわけですよね」

結婚生活は、夫を立てて、お金を引き出すことに終始していたと感じている。

「私の夫の場合、自分以外の生活費を出したがりませんでした。私が妊娠・出産で時短勤務になり、給料が減らされているのに。生まれてくる娘は私と夫の子供なのに、自分が産むわけではないから他人事なところがあるんです。私も一人暮らしだったし、結婚までにできた貯金が200万円しかありませんでした。夫は実家暮らしなので、同じ年なのに1000万円近い貯金があったんです。それなのに、“家賃と光熱費は俺が払っているんだから、食費と自分のスマホ代は出してよ”と言われたときは、呆然としてしまいましたね」

娘が生まれると、今の仕事と育児の両立は難しく、真奈美さんは会社を辞めることになった。

「当時、IT関連会社の営業職だったのですが、プレゼン前の大詰めのときに“お熱です”と保育園からお迎えコールがかかってきてしまって。あれホントにどうにかしてー!って思ってしまいます。夫に言っても“俺はムリ”と言われてしまうので、結局私が行く。そんなことが何回も続き、会社にいづらくなり辞めました」

この“お迎えコール”問題は、多くの働く母を悩ませている。待機児童問題と同様、お迎え問題を何とかしてほしいという人は多い。ある女性(44歳)は、「お迎えコールは親子間のわだかまりの原因にもなる」と語っていた。

自分で産んでいないから、育児は妻に丸投げ

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