恋愛&結婚 国際ロマンス詐欺で100万円被害のアラサー女性が、一念発起し700万円で買ったもの【前編】

コロナ禍で生活はどう変わったか……大きいのは、人間関係が希薄になったことかもしれない。そんな中、SNSやマッチングアプリなどで新しい交流を求める人も増えている。そこで問題になっているのが「国際ロマンス詐欺」。これは、SNSやマッチングアプリ、出会いサイトを通じて、外国人を名乗る相手と親密になった後、様々な名目で金を要求され、だまし取られる詐欺犯罪を言う。

女性に被害者が多いとされ、犯人逮捕のニュースも耳にするようになった。

日本人男性の多くは彼女に母性を求めている

高村奈々さん(仮名・33歳)は、東京都心に実家があるが、埼玉県内で一人暮らしをしている契約社員。

「親が“社会人になったら家を出ろ”と言うので、私の給料で暮らせて通勤圏内と言うと、都内はムリ。家賃に払えるお金は5万円しかなく、お風呂付きとなると東京都を出るしかなかったんです」

雇用形態を契約社員にしたのは副業のため。趣味で作ったアクセサリーを販売している。他にもイラストを描いたり、グッズも販売したりして、その副業も合わせると年収は500万円くらい。

「契約社員の給料で生活費と貯金をして、副業で稼いだお金で海外旅行をするという生活が、コロナ禍前まで続いていました。私、イケメンの外国人男性が大好きで、中学校のころは文通もしていたんです」

外国人男性と交際したことは何度かあるけれど、毎回うまくいかなってしまという。

「お付き合いをすると、まず親が反対するんです。そして、文化の違いなどがありますし、私自身も相手を信じきれなくなってしまう。そういうことが伝わって、いつの間にかダメになるんです。かといって、日本人男性は嫌なんですよね。そもそも、彼女になると母親的なことを求めてくるじゃないですか。それに、なんとなくモラハラっぽいところがある人も多い気がして。うちの会社にもそういった人は多くて……言葉にしなくてもそういうのって伝わってきますよね」

外国人男性と日本人男性の大きな違いは、コミュニケーションだと言う。

「まず呼び方が違います。“おまえ”とか“こいつ”などといういい方はせず、名前で呼んでくれます。愛しているとか好きだとか言葉で伝えてくれて、いつも優しい。そのことを友人に話したら“奈々が好きになる男性の母国の共通点って、離婚に対するハードルが低いことだよね。人間関係が固定しないのがベースだから、パートナーを繋ぎとめるために相手に優しくしているんじゃない?”と言っていました」

しかし、その出会いもコロナ禍でぱたっと途絶えてしまった。

愛の言葉に飢えていたのかもしれない

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