恋愛&結婚 結婚して5年、“甘え上手”な夫から夜逃げ同然に離れるまで【前編】

人間関係って、距離感が大切ですよね。特にパートナーとの距離感は、お互いに心地よく保ちたいですが、なかなか難しいもの…。べったりされると干渉されているように感じたり、放って置かれ過ぎると無関心だと感じたりすることも。加えて、人それぞれ快適に感じる距離感は違います。今回は、そんなパートナーとの距離感に悩むアラサー女子にお話を伺ってみました。

甘えるのが苦手…

ヒロコさん(仮名/31歳)は、大手企業に勤める、小柄でボブヘアがよく似合う可愛らしい女性。永作博美に似た童顔で、よく実年齢より若く見られることが多いと言います。そんな見た目とは裏腹に、性格はかなりのしっかり者。長女ということもあり、面倒見が良いと評判です。ですが、“しっかり者”のせいで、過去の恋愛では痛い目も見てきたとのこと。

「男性に甘えるのが苦手なんですよね。だから好きな人と両想いになって、付き合っても、段々上手くいかなくなるんです。自分から『会いたいな〜』とかは言うのは、柄じゃないんですよね。背中がムズムズしてきます(笑)。仕事が忙しいと彼氏より仕事を優先してしまいますし。」

ヒロコさんは、長く付き合った彼氏に浮気された過去があります。「気が変わったのなら仕方ない」とヒロコさんがアッサリと身を引くと「ヒロコはしっかり者だからな。その子(浮気相手)は1人じゃダメなんだ」と、彼から捨て台詞を言われてサヨナラしたという苦い経験も。それ以来、『甘えられない』というのはヒロコさんにとってコンプレックスになっていたそうです。

心地よかった甘え上手な男性

そんな中、ヒロコさんは友人との集まりで、未来の旦那さんとなる、Aくんに出会います。Aくんはフリーのシステムエンジニアとして働く、3つ年上の背が高い男性。初対面の男性と距離を縮めるのは苦手なヒロコさんでしたが、Aくんはスルスルと、いとも簡単にヒロコさんの懐に入ってきたとのこと。

「Aくんは、あまり関わったことがないタイプの男性でした。いい意味でプライドが高くないというか…。変な言い方ですが、すぐに私に懐いてくれて、甘えてくれる感じでした。私もそれが心地よかったんです。」

すぐに仲良くなり、ふたりはデートを重ねます。デート中も「もうちょっと一緒にいようよ〜!」とか「ひと口ちょうだい!」と甘えてきたり、デートに誘う時も「ヒロコちゃん、今度いつ暇?ここに一緒に行きたいんだけど〜」と自分のしたいことを言ってきてくれたり。そんな関係がヒロコさんにとっては、とても心地良かったそう。

「Aくんといると、『甘えなきゃ』みたいな変なプレッシャーから解放されたんです。Aくんがナチュラルに甘えてくれて、私はそれに応えればいい、というのがすごく楽だし、必要とされるのも嬉しいんですよね…。後から、Aくんは4人兄弟の末っ子だと知って、それで甘え上手なのかも知れないとも思いました。」

パズルのようにピッタリ

“長女気質”なヒロコさんは、甘えられたり頼られたりする方が楽なのだそう。一方のAくんは、明らかに女性には甘えたいタイプ。ふたりのニーズは合い、あっという間に仲良しカップルとなり、友人達にも羨ましがられたそうです。

「彼はLINEも結構多くしてくれて『彼からLINEが来なくて心配』みたいな悩みとは無縁でした。友人と出かけていても、帰り際に迎えに来てくれたりして、友人達から羨ましがられました。」

ヒロコさんは、以前の自分は『甘えなきゃ』と無理をしていたけれど、Aくんにはその必要がなく、パズルのように相性がピッタリだと思ったそう。そして、ヒロコさんは甘えられることで、「愛されている」「この人には私が居なくちゃ」と感じることができたといいます。

お付き合いを始めてから半年ほどするとAくんから結婚の話が持ち上がり、ヒロコさんも「この人しかいない!」とOKし、ふたりはその半年後に順調に結婚に至ります。

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