恋愛&結婚 実は多い隠れマザコン。婚活女性が出会った強烈「彼ママ」実録集【後編】

ワクチン接種の話題から、母との密接な関係が明らかに

2年間の婚活で、その後も多くの“ママっコ男子”と出会ってきた。

「ある程度なら、親孝行だし親を大事にしているという意味でもいいと思うのですが、性的な領域にも踏み込んできたり、共依存している母&息子は避けたいなと思って。私の弟たちを見ていると、中学生くらいから母親とスキンシップはしていません。手をつなぐとか、風呂に一緒に入るとかも小学2年生くらいで終わっていました。そのくらいの距離感が理想かなと」

そして理想の男性の条件に「母親との距離感」を入れたという優里さん。

「先日まで、35歳の証券会社勤務の男性と付き合っていました。彼は離婚歴があり、実家の近くで一人暮らしをしていて、顔もファッションもそこそこで、お姉さんがいます。中学受験はしていませんでした。そしてお母さんもバリバリ働いています。この人ならいいだろうと思って、私は結婚するつもりで付き合っていました」

交際半年目に、ワクチンの副反応の話題が出た。

「彼と私は1回目の接種日が近く、お互いに副反応を報告し合おうという話になったんです。私は筋肉痛があるくらいで、特にひどくはなかったのですが、彼は熱が出たりして、ちょっと大変だったみたいなんです。ちょっと心配になって電話をしてみたんです」

すると、彼は実家にいた。そして「大丈夫、今ママが来ているから」と言ったという。

「彼は、幼いころから病気になったりケガをしたりすると、ママに患部をさすってもらっていたようなのです。どこからどうみても、マザコンっぽさがない普通の男性なんですよ。でも今回の件でやばい部分が見えてしまいました」

優里さんがその電話で凍り付いていると、受話器の向こうで「彼女さん? ママもご挨拶したい」という声が聞こえてきた。

「今度うちに遊びに来てねとか言われながら、電話で挨拶されました。彼も今までにないくらい上機嫌になって、LINEで私が実家に遊びに行く段取りを、ルンルンした感じで立て始めました。彼も私と再婚するつもりだったと思います。私にしてみても、定職、清潔感、気持ちの安定感を持っている稀有な人だったので、このくらいは目をつぶろうと思ったのですが……、やっぱりダメでした。結婚したら私が孤立してしまうのが目に見えてしまって」

優里さんの友達には、マザコン男子と結婚し、我が子の名前を夫の母親が命名し、それどうしても受け入れがたく離婚したという人もいる。

「そうなることは目に見えているし、そういう家で結婚生活を送り、私に運よく子供が授かったら、きっとその子を自分の味方にしようと密接な親子関係を構築してしまう……。悲劇の再生産ですよね。だから、彼とは結局お別れしました」

その後、優里さんは婚活はお休み中。「気持ちの疲れがとれたら、再びリングに上がります」と笑顔で語っていた。

婚活は彼氏選びではなく「家族選び」。受け入れがたい点がないか、慎重に吟味しているという。
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