恋愛&結婚 ハイスぺ彼は結婚半年で「不機嫌な夫」に豹変。愛がない結婚の末路【前編】

27歳で結婚するまで、母親以外の女性に接したことがない夫

26歳から本格的に始めた婚活では、引く手あまただったという。

「話題のベンチャー企業の経営者からもプロポーズされました。イタリア車を何台も持っているお医者さん、中堅企業の三代目とか、ホントにお金持ちの人がたくさんいました。でも、安定を第一に考えると、疑問が残ってしまって。ベンチャーはこの先どうなるかわからないし、医者は激務だし、何らかの事故を起こして恨まれることがあるかもしれない。企業の三代目は弟が2人もいました。しかもこの弟の方がいい大学を出ていて優秀そうだったので、乗っ取られる可能性だってあるります。そんな中、超大手企業に勤務している元夫を選んだのです」

愛良さんは元夫にとって、文字通り初めての彼女だった。

「恋愛経験がないこともよかったです。他の人と比べられないですから。小学校から名門男子校に通っており、大学は理系の国立大学。女性の気配が全くないんです。姉や妹もいないので、女性にとにかく慣れていない。27歳まで母親以外の女性とほとんど接したことがなく、私がリードできたのもよかった」

ちなみに、彼を婚活市場に送り込んだのは、彼の母親だった。女っ気がない息子を心配して、結婚相談所に入れ、そこで数人目に出会ったのが愛良さんだった。

「私の友達が結婚相談所を主催していて、誰かいい人はいないかとお願いしていたのです。最初に紹介されたのは、地方公務員、そして警察官、郵便局員などでした。もちろん彼らもよかったのですが、私はもう少し年収が欲しい。そして出会ったのが彼だったのです」

相手から積極的に愛良さんに求婚してきたという。

「彼はホントに私にゾッコンだったみたいで、彼はもちろん、彼のママと一丸になって私にプロポーズしてきたんです。収入やスペックはいいけれど、顔は正直イマイチだったので、どうしようかと思っていたのですが、あまりの熱意に心が動いて真剣交際に進みました。そして、その半年後に結婚。私に愛があったかと言われると、愛よりも安定が欲しかった」

彼は日本では最高位の大学を出ており、さらに最高の部類に属する勤務先で働いている。

「結婚式は、すごい肩書の人が来ていてびっくりしました。テレビで見たことがある学者さんがお祝いに駆けつけてくれて、ホントにうれしかったです。友達もめっちゃ羨ましがっていて、その後多くの友達が結婚相談所に登録していました」

婚約指輪も結婚指輪も世界的に有名なブランドを選んだ。

幸せな結婚生活は半年続くが、それを破ったのは「生活動線」への彼の過剰な反応だった。
その2~に続きます

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