恋愛&結婚 夫は知らない…「幸せな結婚生活」を理不尽に終わらせた理由【後編】

大手IT企業勤務の年上夫・Aくんと何不自由なく、幸せな結婚生活を送っていたユリさん。社会とのつながりを持ちたいと始めたバイト先で、自分と真逆の結婚生活を送るヨウ子さんと出会います。自分の好きな仕事をし別居中のヨウ子さんの生き方に憧れ、ヨウ子さんの秘密の恋人を見て羨ましいと思ってしまったユリさん…。ヨウ子さんと自分を比べる事で、自分の結婚生活に不満を感じ始めます。

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もう一度恋がしたい!と決意

ヨウ子さんの素敵な恋人を見てから、自分の旦那さんに男としての魅力がないと実感してしまったユリさん。そんな気持ちは、徐々に夜の生活にも影響を及ぼします。

「もともと夜の営みは淡白な方でした。旦那さんは平日は疲れて帰ってきて、次の日も早いので。だから時々週末に…というのが暗黙の了解だったのですが、『生理だ』と言ったり、ワザとバイトのシフトを入れたりして『疲れた』とアピールしたり…。なるべく上手く逃れるようにしていました」

それでも仕方なく夜の営みを行う時もあり、「その度に男としての魅力のなさを感じるようになってしまった」と語るユリさん。

「ある時ふと、『このまま一生こんな“仕方なく行うだけ”の行為をしていくの?』と思ったら、ゾッとしました。その時は26歳くらいだったから、まだまだ若いし、この先の人生も長いのに…と。」

ユリさんは「このまま“一生旦那だけ”は絶対イヤ!」と思ったそう。「もう一度、素敵な男性と恋がしたい!」とユリさんは決意します。

迷った末、マッチングアプリを始める

恋をしたい気持ちが爆発してしまったユリさんは、とりあえずマッチングアプリに登録します。初めてな上に「絶対にバレたらいけない」ため、何度も登録しかけてはやめたりしながら、やっとひとつのアプリに登録したそう。

「独身だという嘘を付くと、きっとゴタゴタするし、恋がしたいだけで、結婚したいワケじゃないので、『既婚』ということはちゃんと書きました」

「既婚」と書いているにもかかわらず、たくさんの人から反応があるので、ユリさんは驚いたそう。その中で見た目や文章に好感が持てて、同じく既婚の人を選び、ユリさんはさっそく会ってみることに…。

「既婚者同士なら、お互い秘密を守るだろうし、“恋がしたいだけ”という点も同じだからいいと思ったんです」

しかし会ってみると想像と違うこともあったり、話をして気晴らしにはなっても、恋に落ちるにはいたらなかったと言います。「当たり前だけど、恋に落ちようと思って落ちることができるものじゃない」と思ったと言うユリさん。

不審がるAくんとも喧嘩が増え…

結婚生活やAくんに不満を感じ始め、マッチングアプリをしている罪悪感もあったユリさんは、バイトのシフトをできるだけ多く入れるようになります。

「バイトをたくさん入れておけば、アプリの人と会っても誤魔化しやすいし、『バイトで疲れた』と色々な時に言い訳もできます」

しかし、出歩くことが増えたユリさんを不審に思い始めたのか、Aくんは「またバイトなの?そんなにする必要ある?」とか「いつもケータイ見てるよね」などの小言を言うようになったそう。そんなAくんにユリさんはイライラし、些細な喧嘩が増え始めます。

「私たち夫婦の1番の問題は、その頃はもう、私が完全に夜の営みを避け続けていることでした。あえてその事を口に出して問題にはしないものの、私が嫌がっているのは隠せなくなってしまいました」

行為を明らかに拒絶するユリさんとAくんの間には、居心地の悪い空気が流れるようになったそう…。

些細なことでことでユリさんは怒るように…
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