恋愛&結婚 夫は知らない…「幸せな結婚生活」を理不尽に終わらせた理由【後編】

マッチングアプリでは物足りず…

ユリさんは恋がしたくてマッチングアプリを始めたものの、自分はアプリでは恋に落ちることができないタイプかも…と判断します。

「既婚者だけどトキメキを求めている男性って、たくさんいるんですよね。話すと同じく配偶者にトキメキを感じられないという共通点があり、話して気持ちは軽くなるのですが、恋は始まりませんでした。」

しまいにユリさんは、時々、夜にそれとなく誘ってくるAくんに不快感を感じ、「風俗にでも行ってくれれば…」と思うようになります。そんな時、バイト先の友人のヨウ子さんの離婚が成立。それを聞いてユリさんは「離婚できるほど自立していて、イケメンの彼氏もいて羨ましい」と感じてしまいます。

「結婚して、愛するべき相手である旦那さんが“風俗に行けばいい”と思ったり、人の離婚を“羨ましい”と感じるような関係って、不健全でしかないな…と思いました」

そしてユリさんは、「こんな結婚生活をこの先一生続けるのは絶対に無理」と心を決めたと言います。

家庭内別居を経て、無理やり離婚へ

ユリさんは離婚に向けて心を決め、長期戦を覚悟してAくんに離婚したい事を伝えました。

「Aくんには『もう一度仕事がしたいから離婚したい』と伝えました。そしたらAくんは『それなら結婚しててもできるし、むしろ結婚してた方が職探しとか楽じゃないの?』と問い詰めてきました」

ユリさんが「仕事に集中したら主婦はできないし、それなら結婚してる意味はないと思う」と言うと、Aくんは「家事は分担するよ」と言ったり、案の定、なかなか応じません。しかし、ユリさんは「もう一度恋愛がしたいから離婚したいなんて、とてもじゃないけど言えなかった」とのこと。

「恥ずかしかったんです。そんな理由で本当に離婚したいってことが。でも結婚してたらもう2度と真剣な恋愛はできないし、私にとっては離婚するに値する問題でした」

ユリさんは「靴下を脱ぎ捨てるのが嫌」とか「寝ぐせをほったらかしにするのは社会人としておかしい」とか、色々な理由を上げてAくんを責めますが、「直すから」と言い張るAくん。その後、ユリさんはAくんとなるべく顔を合わせないように生活し、一年ほど家庭内別居の末、根を上げたAくんは離婚に応じます。

「今となってはAくんには、身勝手で申し訳なかったと思います。でも、ひと言で言うと“若気の至り”の結婚だったのかも知れません」

「結婚」はしばらく考えずに、今はとりあえず、
仕事をしたり真剣に恋愛できる相手を見つけたりしたい、と言うユリさん。

3組に1組が離婚している現在。離婚の本当の原因は、本人にしか分からないものです。Aくんも、素敵な女性と巡り会えるといいですね。

取材・文/まなたろう

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