恋愛&結婚 結婚6年目。何の不満もない夫婦生活がコロナ禍で「離婚調停中」に変わるまで【前編】

最近はコロナ禍の感染状況も落ち着き、街も活気を取り戻しています。そんな中、新たにオミクロン株が出現というニュース…。オミクロン株が大きな脅威にならないことを祈るばかりです。さまざまなものに影響を及ぼすコロナ禍ですが、夫婦関係もその中のひとつですよね。ステイホームや在宅勤務の日々による環境の変化は、人との距離感を良くない方へと変えてしまうことも。今回は、一緒に居る時間が増えたことで、夫婦関係が一変してしまった…というアラサー女性にお話を伺いました。

少し変わった夫婦の形

サユリさん(32歳/仮名)は整った顔立ちに、ふわっとパーマがかかった髪の毛が可愛らしい女性。ぱっと見は大人しそうな印象で、都内の大手企業に勤務しています。6年前に、大学からのお付き合いだった1つ年下のAさんと結婚。特に問題もなく、夫婦関係を送っていました。

「私たちの関係は、普通の夫婦関係とは少し違ったかも知れません。お互いに共働きで、旦那(Aさん)は激務で平日はほとんど会食でした。出張も多くて、他の夫婦と比べると一緒にいる時間は少なかったと思います。でも、そのせいか喧嘩はほとんどなく、顔を会わせた時は、それなりに仲良くしていました」とサユリさん。

激務のAさんは週末は寝ていたり、付き合いでゴルフに行っていたり、会うことは本当に少なかったそう。しかし、サユリさんも仕事や趣味が大好きなため、自分のことだけに没頭できる日々に満足していたとのこと。

「側から見ると、“すれ違いの夫婦生活”と言えなくもなかったかも知れません。ですが、休みが被る時にはふたりでレストランに出かけたり、まとまった休みには旅行に出たりもしていました」

お互いが自分のことを優先して生活していたサユリさん夫婦。「夫婦というより、同居人に近かったかも…」とサユリさんも言います。しかし、そんな自由な夫婦の形がお互いに気に入っており、充実した生活を送れていたのだそう。

コロナ禍に突入して状況が一変

しかし、コロナ禍になり、そんな夫婦生活は一変します。

「お互いにリモートワークになり、Aさんも私も家にいるようになりました。最初は『大変なことになったね』なんて話したり、『これからよろしくね』なんて言ってみたりして、新鮮な感じでした」

しかし、家にいることが少なかった夫が常に家にいるようになったことで、すぐに窮屈に感じ始めたサユリさん。Aさんが居る生活に、なかなか慣れなかったのだそう…。

「私たちは、普段は帰宅時間もバラバラだったので、寝室も別にしていました。なので、自分の部屋があったからまだ良かったものの、なかったら息が詰まって大変でした。今まで自由にやってきたので…」

サユリさんは、常にリビングに居て我が物顔に過ごすAさんを「うっとおしい…」と思ってしまったそう。

コロナ禍で変化する日常
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