恋愛&結婚 元カレに連絡して不倫関係に…。不倫沼を卒業できた意外な理由

2万人以上のワーキングウーマンを取材してきたコラムニストの夏目かをるさんが、アラサー&アラフォー女性の恋愛・婚活にまつわるリアルストーリーをご紹介します。

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「不倫って、経験のない人に言えないことだから、同じような悩みを抱える“不倫仲間”ができるんですよ」
そう語るのは、メーカー勤務の事務職・雪野愛実さん(仮名・32歳)。愛実さんは2年前、大失恋の傷を癒したくて元カレに連絡してしまったそうです。

「5歳年上の元カレは結婚していたので、最初は抑えようとしました。でも失恋の経緯や相手のことを話しているうちに涙が出てしまって。気づくと元カレの肩に寄りかかってホテルに入ってしまいました」

一度だけ「元カレに慰めてもらう」つもりでしたが、一か月を過ぎた頃にまた連絡してしまった愛実さん。「自分は弱い人間だと、自分自身を責めましたが、元カレに会うたびに『私は求められているんだ』と女としての自信を取り戻すことができたんです」

その頃、愛実さんは失恋の痛手で体調を壊してしまい、営業事務の仕事を辞めて、失業保険をもらいながら、飲食店でバイトをしていました。
「バイト先でシフトが一緒だった40代の女性と仲良くなりました。いろいろ話すうちに、女性は10年に渡る不倫をしていることを知りました。不倫相手に対する愚痴を言うので、それに引きずられて、私も元カレに対する不満が噴き出して、二人で愚痴を言って慰め合っていたんです」

元カレに失恋による心の傷を癒してもらう一方で、妻がいるのに自分と不倫関係を続けることに不信感が募る愛実さん。
「だんだん彼の狡さに気づきました。妻にも私にも、どちらからも好かれたいという元カレにイライラが募ってきたんです。年上女性にそのことを打ち明けると『わかるわ~』と共感してくれました。でもお酒を飲みながら愚痴の言い合いをしても、何も解決できないとわかってくると、年上女性との“不倫友達”の関係も虚しくなってきたんです」

そこで愛実さんは思い切って、元カレに「妻と別れて私と結婚して」とお願いしました。無謀な願いだとわかっていたのですが、元カレはいつかどちらかを選ばなければならないはずだと愛実さんは考えたのです。
「元カレの答えは『無理』でした。しかも即答。さすがに打ちのめされました」

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