恋愛&結婚 自分らしさを消した婚活の後、予想外の人からプロポーズ…!

2万人以上のワーキングウーマンを取材してきたコラムニストの夏目かをるさんが、アラサー&アラフォー女性の恋愛・婚活にまつわるリアルストーリーをご紹介します。

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20代の頃、年上男性に仕事や人間関係の機微を教えてもらっているうちに、その男性と不倫関係になってしまったと打ち明けるファッション業界勤務の萌香さん(仮名・33歳)。

「他の男性と付き合ったこともありますが気を遣うことが多く、その点自分を成長させてくれる年上との不倫は楽でした。私にまるで結婚願望がなかったので」

そんな萌香さんを母親が心配し、29歳の時に、母親の強い要望で結婚相談所に入会したのです。

「ところが結婚相談所の女社長から、婚活でウケるファッションを指南されるとドン引きしました。白いブラウスとプリーツスカートで清楚感を要求されたんです。その時の私はブランド物のグレイのジャケットとカーキのズボンだったんですが、そのファッションを却下されたんです。このままだと『自分らしさが消える』と危惧しました」
そこで母親を説得して退会しようしましたが、「一年間はとにかく続けて」と懇願されたそうです。

「断れなくなってしまいました。そこでとりあえずお見合いをしてみようと。決まらなければ母親も諦めてくれるだろうと思ったんです」
ところがプロフィールを公開したものの、オファーがあまりなかったそうです。結婚相談所から「ファッション業界という職業がネックかもしれないから、一般企業に変更してください」という依頼に、萌香さんはますますイライラしたそうです。
「保守的な男性が多いのでしょうか。自分の仕事を理解してくれない人と、縁があるとは思えなくなりました」。そんな萌香さんの心配が的中したのです。

「やっと5人ぐらいからオファーが来ましたが、全員40代以上でした。中には50代も。『オファーの男性が年上過ぎる』と結婚相談所に不満をいうと、『7歳以上の年上男性が多いのはあなただけじゃないわ』。驚きました。年上男性は嫌いじゃないけど、どの男性のプロフィールを見ても、結婚をイメージできるような人はいませんでした」。

何かがおかしいと感じたものの、母親の意向を尊重して見合いへ。最初の男性は40歳の高校の社会科の教師で、全身に重い疲労感が漂っていたそうです。
「ファッション業界の話をしたら、新鮮で面白いと喜んでいましたが、私は全く楽しくありませんでした」

次に見合いした43歳の税理士は「3年前に妻が他界した。病床にあった妻が再婚を勧めたので、見合いをしている」と婚活の目的を正直に話してくれましたが、「妻の意向とはいえ、亡くなってからたった3年目に婚活する男性の気持ちがわからない」と頭を抱え、3人目の42歳の会社経営者に至っては「結婚したら、何をしてくれるの?」という質問攻め。女性に対する優しさのかけらもない態度に疲弊したそうです。

「母親に『もう無理』と言う前に、人事異動があって、私の婚活問題が吹っ飛んでしまいました」

友香さんは地方都市にある業績悪化の支店の立て直しメンバーとして異動を命じられたのです。友香さんの他に別部署からも2名が来て、3人のチームで仕事をすることになりました。

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