恋愛&結婚 アラサー女性が「敢えて結婚しない」を選択した本当の理由

2万人以上のワーキングウーマンを取材してきたコラムニストの夏目かをるさんが、アラサー&アラフォー女性の恋愛・婚活にまつわるリアルストーリーをご紹介します。

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コロナ禍になってから「一人で生きていくより、共に助け合って生きていきたい」と結婚を望む人が増える一方で、リモートワークや休業などで家族がひとつ屋根の下で長時間過ごすことによって、夫婦の亀裂が生じて離婚に至るという「コロナ離婚」も増加しています。

コロナ禍によって結婚観が変わったという人は少なくありませんが、今回ご紹介する女性はもともと結婚願望があったのに「敢えて結婚しない」と決めました。その理由は何でしょうか。

郁子さん(仮名・34歳)は25歳の時にマーケティング会社の同僚男性からプロポーズされましたが、当時は結婚をリアルに感じられずに断りました。ところがそのプロポーズから2年後、27歳の頃に猛烈に結婚願望が沸き上がって、毎週のように合コンに参加するようになりました。

「27歳の時に転職しようと希望した外資系は、予想外に給料が安かったので、転職をいったん保留にしたんです。するとなぜか結婚願望がわーっと。当時の私には、仕事への情熱と結婚したい気持ちを両立するのが難しかったのかも」

毎週のように合コンに繰り出しているうちに、上場企業に勤める2つ年上の男性と知り合いました。その男性から家賃12万円のシェアハウスに優秀な同年代たちと住んでいると聞いた郁子さん。シェアハウスに遊びに行くと、人生に対する目標の高い男女が住んでいて、刺激を求めて高級シェアハウスに引っ越したのです。

「上場企業や、大手マスコミ、ベンチャーなどで生き生きと働く人たちとの交流は、私の成長にとても役立ちました。刺激的で楽しかったので、いつのまにか婚活を忘れていました」
ところが勤務していた会社がマイナス成長となり、ボーナスが半分カットされるなど年収が激減したため、郁子さんは高額シェアハウスから退室することにしました。

「実家に戻ってから、教育関係の会社に転職しました。前職の会社よりも仕事が楽だったので、婚活を再開したんです。するとパーティーで知り合った年収2000万円の38歳の男性からプロポーズされました」

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