恋愛&結婚 見た目重視のイケメン好きアラサー女性がオンライン見合いで成婚するまで

2万人以上のワーキングウーマンを取材してきたコラムニストの夏目かをるさんが、アラサー&アラフォー女性の恋愛・婚活にまつわるリアルストーリーをご紹介します。

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お見合いが大嫌いだった営業職の菜々美さん(仮名・35歳)。理由は「条件ありき」で相手を品定めするのがお見合いなのだと思い込んでいたからです。

「男性は年収や社会的な地位、女性は若さで商品価値が決まるのがお見合い。そこに人間性重視という考えはないと思うんです」。

OLのかたわらモデルもやっている35歳の知人女性が、港区にある結婚相談所で紹介されたのが40代以上の男性ばかりだと聞いて「綺麗な女性でも同年代とマッチングできないんだ」と絶句する菜々美さん。さらに菜々美さんは歯に衣着せぬ物言いをするため、控えめな女性がタイプの男性には好まれないため「保守的な男性が多いという結婚相談所で婚活は無理」と決めつけていたそうです。

コロナ禍の前はイケメン好きだった菜々美さん。イケメンと恋愛結婚したいと夢見ていましたが、33歳を過ぎたころから「夢みたいなことを考えるのはやめよう」と現実離れの結婚観を顧みるようになったそうです。その直後からコロナ禍となり、リアルな出会いの場が少なくなると、これまで避けていたマッチングアプリで探し始めたのです。

「友達や知人はマッチングアプリで彼氏を作っています。中には結婚した人もいます。でも私の場合は遊び人が多くて。メールの段階で振り分けますが、デートで遊び人とわかると、私には男を見る目がないのではと自信がなくなりました」。

そこで菜々美さんは、結婚相談所の主催者が開催しているパーティーにオンラインで参加してみました。するとお見合いに対する抵抗感がなくなり、結婚相談所に入会したそうです。

「仕事でZoomを使っていたので、大分慣れてきたこともあると思います」

これまでときめきやサプライズといった恋愛特有のワクワクドキドキを求めていた菜々美さんですが、Zoom見合いをしているうちに、「見た目よりも中身を重視」に自然にスライドしていったそうです。

「でもZoom見合いだとなんだかもやもやするんです。やっぱり相手の匂いというか、そういう感覚的なものがオンラインではわからないので。コロナ禍が落ち着いてきた頃に対面で逢いましょうといっていた男性たちとも、結局会うことはなかったですね」と苦笑する菜々美さん。

でも一人だけですが、動画クリエーターの男性と対面デートにこぎつけたそうです。男性はドラマの予告や企業の動画を手掛けるなど第一線で活躍している人。5歳年上の40歳でしたが年齢を感じさせない若々しい口調だったので、久しぶりにワクワクドキドキ。

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