恋愛&結婚 36歳、はじめてのお見合い。1か月で結婚を決めた“大人の結婚観“

ネットで大々的に行っている結婚相談所は、会員数が多くいろいろな方との出会いが期待できそうです。また仲人同士の交流を通じて、それぞれが抱えている会員をカップリングさせるという方法もあります。個人で結婚相談所をやっている仲人は、大手や中堅の結婚相談所と連携して婚活を推進するところが多いようです。

「仲人の方が親切で実績もあるので、お任せしました」と瑠璃さん。初めてのお見合いは1歳年上のサラリーマンでした。「とても賑やかな方で、私を飽きさせないように気を遣ってくれました。販売員の私がまるでお客さんになったみたい。とても居心地が良かったんです」
ただ久しぶりのデートだったため、緊張していたせいか最初のお見合いの相手は「良い人」止まりだったそうです。

「改めて結婚って、どんなものだろうと自問自答しました」
それまでは恋愛の延長線上にあると思っていた結婚。互いに好き同士だから、嫌われるようなことをしないだろうと思っていた瑠璃さんでしたが、好き同士で結婚した友達の夫婦が最近喧嘩していることを知って、恋愛結婚の落とし穴を感じたそうです。

「好きで結婚すると、『きっと夫がこうしてくれるに違いない』と期待してしまう気がします。夫も『妻なんだからこうやするべき』と自分で作り上げた理想に妻を当てはめようとする。それが友達の夫婦の喧嘩の原因です」
一方見合いは「結婚相手を探す」ことが互いの共通の到達点だから、「一緒に暮らしていけるかどうか」というのが大きいことに気づいたと瑠璃さん。

「そこに恋愛感情ってあるのかな?と思いました。元カレのことで悔しい出来事があったので、恋愛は面倒くさいと感じながら、一方で恋愛感情がないというのも寂しいとも思ったんです」
そんな瑠璃さんの迷いを払しょくするように、最初のお見合いの男性が積極的にデートに誘います。2度3度と会っているうちに、男性が信念を持っていたりリードしてくれるなどの一面を知り、頼もしさを感じるようになりました。

「相手にだんだんと好感を持つようになりました。男性の方は私を気に入ってくれているみたいで。仲人さんからも『いい感じね』と言われたりして」
ところがサラリーマンの男性と百貨店勤務の自分とでは、休みが合わないのが気になってきたそうです。思い切ってそのことを打ち明けると「有休をとるから」と歩み寄ってくれたのです。

「男性の年間の有給休暇の日数はわかりませんが、でも私の不安を取り除きたいという気持ちが伝わってきて、嬉しくなりました」
この人となら一緒にやっていける。安心した瑠璃さんは見合いから一か月も経たないうちに男性のプロポーズを受けたそうです。

「やってあげたい」「大切にしたい」という気持ちが伝わると、互いに歩み寄れますね。歩み寄れるのは、結婚に限らず人間関係をスムーズにさせるコミュニケーションの大事な要。

年を重ねてからのカップルは、相手に対する期待を押し付けないという大人の結婚観を持っていることも強みといえます。

理想を押しつけることのない相手と巡り会いたいですね。

文/夏目かをる  取材協力/池津和子(婚活倶楽部 JustMeet-A代表)

1 2