恋愛&結婚 【恋とキャリアの上方修正】本当に結婚だけが大事?エリート夫に仕事も自身も奪われた女性のDV・モラハラ脱出の道~その2~

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきた、キャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

子供が産まれても事態は悪化の一途、子供の父親まで疑う夫に……

恵美子さん(31歳・仮名)は、夫の彰さん(33歳・仮名)からのモラハラ発言やDVに悩んでいました。しかし、離婚したくともできない状況に置かれている。そんなとき、友達に連れられて私のところにお見えになったのです。

その1はこちら

恵美子さんは無事に長男を出産しましたが、彰さんの態度は変わるどころか、ますますエスカレートするばかり。そうして彰さんが放った「お前みたいな尻軽女が生んだ子供だから、俺の子供とも限らないじゃないか」という決定的な暴言が、恵美子さんの心の糸をプツンと切ることになったのです。

この人とはもう無理。そう自分の心の中で結論づけたものの、さんざん彰さんに人格を否定されてきた恵美子さん。「私はこの子を連れて、社会で生きていくことはできない。私は結局この人に従って奴隷のように生きていくしかない」恵美子さんは、そう思い込んでいたといいます。

それに子供のためや世間体のためにも、離婚は避けたいと思っていたそう。

夫からの暴言や支配の連続に、離婚をしたいと思っている。それなのに「離婚しない」という選択しか、恵美子さんの頭の中にはなくなってしまっていたのです。

恵美子さんが友人に紹介されて私のもとを訪れてきたときには、ただただ自分を責めて、いかに自分がダメな女であるかを話しながら泣くばかり。すっかり、夫のモラハラ暴言に洗脳されている状態でした。

そこで、少し時間をかけながら、会社員時代のキャリアを客観的に評価して、仕事に復帰できるプランを冷静に立てつつ、弁護士を交えて証拠集めと離婚による慰謝料請求の計画も立案していきました。

やがて恵美子さんは自信を取り戻し、無事に協議離婚が成立。育児では実家の両親の協力も得て、若干のブランクはありながらも、中堅電機メーカーの正社員として採用され、営業主任として働いています。

ところで、なぜ、恵美子さんは彰さんのようなモラハラ夫と結婚してしまったのでしょうか。

結婚に焦るから、相手のマイナス点に目をつぶりまくってしまい、そこから不幸が萌芽する……

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