恋愛&結婚 ラグビー部OBの彼は、休みの日も後輩の試合を見に行ったり、 指導をしたり。そこには、当然彼の友達も彼女連れ、家族連れできていて、 小さなコミュニティができています。 その付き合いがめんどうくさいんです。 飲みに行くのもみんな一緒。たまにはふたりででかけたいのに! この付き合いがウザイと思っちゃう私はこの後、結婚となったとき、耐えられるのでしょうか?(トモ 30歳・不動産会社勤務)

A結婚生活は異文化のふたりが築くモノ。お互いに妥協点を見つけるのが得策。

体育会系、あるいはヤンキー系の男性は、「仲間」を大切にしますね。
あなたも、体育会系かヤンキー系であれば、すんなりその文化に溶け込めたことでしょう。
けれど、それを「めんどう」と感じるあなたは、別の文化で生きているタイプなのですね?

しかし、これこそが「結婚生活」なのです。
異なった文化の二人が、共同生活を始める。さあ、どうしましょう。
古い時代の日本なら、夫の文化に、妻はただ従うしか道はありませんでした。
現代の鬼嫁は、彼女の文化に、夫を有無を言わせず従わせているのでしょう。
でも、どちらか一方が他方に100パーセント従うというのは、健全な夫婦ではないように思えます。

相手の文化を認めつつ、自己主張もする。
そして互いの妥協点を話し合い、落としどころを見つける。
この方法が、夫婦関係を維持するにはもっとも有効と思えます。

彼に、「私は大勢の集まりは実は苦手なの。なので、三回に一回はパスさせて」
こう切り出してみればいかがでしょうか?
「ラグビーの仲間は嫌いだから、もう二度と出席しない」
というのは、いけません。
「俺の大切な仲間を嫌うなんて、ひどい女だ」
と、彼はあなたに不満ばかり抱きます。

ラグビーや仲間が嫌いなのではなく、大勢で飲みに行くのが苦手なの、とやんわり切り出してください。
そして、どんなにウザいと思っても、彼の仲間の悪口を言ってはなりません。
男は(特に体育会系は)、いくつになっても、仲間と友情が大好きな少年ジャンプな生き物なのですから。
わたしの友人に、やはり旦那様がラグビー部OBという女性がいます。しかし、週末に必ず入っているラグビー関係のイベントには、夫一人で行かせて彼女は別の趣味を楽しんでいます。

「私はずっと、ラグビーウィドウなの」

笑いながら彼女は言います。夫には好きなことをさせる。でも、自分は興味が無いからつき合わない。はっきりしています。それでも結婚生活30年、仲良く続けています。
それが、この夫婦の落としどころだったのでしょう。

賢人のまとめ

男と女は、異文化のぶつかり合い。しかし戦争を起こすのではなく、話し合いで落としどころを見つけましょう。

賢人プロフィール

恋愛の賢人柴門ふみ

漫画家、エッセイスト。
『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』(小学館)などのヒット作を連発し“恋愛の教祖”として人気を博す。近著に『東京ラブストーリーafter25years』『老いては夫を従え』(共に小学館)など。故郷の徳島市観光大使も務める。夫は漫画家の弘兼兼史。