恋愛&結婚 【恋とキャリアの上方修正】起業したら人生変わる、は大ウソ!?カフェ開業の手痛い罠~その2~

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回は、キャリア女性がとらわれる「起業したら人生が変わるかも」幻想についてお話しします。

その1はこちら

やってみたら大失敗!「士族の商法」カフェの傲慢

結論として、由衣さんはカフェを開業しましたが、大失敗に終わります。自分一人でできると思った接客とドリンクや軽食作りは、一人では回せず、客から「出るのが遅い」と怒鳴られます。

さらに、「コーヒーがまずい」「熱くてやけどした」などのクレーム。会社員時代のように下手に出ると、ますます客は付け上がり、セクハラまで行なわれる始末。

美人の由衣さんに、中年の男性がストーキングしたり、店に飾ってあった30万円はする現代アートが盗まれたりと、開店3か月で閉店。貯金は使い果たし、200万円の借金が残りました。

冷静になれば、本質を見誤らない

あらためて由衣さんから私に「今後のキャリアについて相談したい」と申し出がありました。

由衣さんは、「会社員でいる限りは、会社や個人の業績に応じて、転職の可能性が生じるリスクはゼロではありませんでした。しかし、会社は私のスキルを評価し、人間関係も良好にするための仕組みをつくってくれていました」と語ります。

具体的に由衣さんのキャリアについて伺うと、そのスキルであれば、再就職をすることになっても勤務先に困ることはなさそうです。

「私、焦る必要はなかったのですね。焦って起業したから、手痛い失敗をしたと思います。会社員であることは、理不尽な試練にさらされることもありますが、その見返りとして、毎月決まった給料がもらえる。これはとてもありがたいことです」

短期間であれ、一国一城の主になった由衣さんの仕事観は?

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