恋愛&結婚 【恋とキャリアの上方修正】ギャンブル夫と借金生活、専業主婦を脱出してシングルマザーへ~その1~

結婚後すぐに子供が生まれ、2人の息子の母に

その願いが叶い、美津恵さんは25歳のときに、3つ年上で同じ会社の先輩だった真司さん(仮名)からプロポーズを受けたのでした。

「仕事には興味も誇りも持てず、言われたことを淡々とこなしていました。人間関係もイマイチで、とにかくそんな状況から脱したかった。そんな中『私を専業主婦にしてくれる?』と聞き、『いいよ』と言った彼に飛びついてしまったんです」

結婚後、当然のように美津恵さんは寿退職。夫の真司さんは人当たりが良く、出世の有望株。義両親も美津恵さんを娘のようにかわいがり、夫は常に優しく接してくれる、真司さんとの結婚は幸せそのものでした。そして結婚から2年目に長男を出産。その翌々年に次男を出産したのです。

子育てと家事に追われながらも、専業主婦として満ち足りた日々を送る美津恵さんが30歳になったある日のことでした。真司さん宛てにカード会社から督促状が届いたのです。

それを真司さんに聞くと、たまたま口座への入金が遅れただけのことと軽く流され、その場は納得した美津恵さんでしたが、なぜだか心に漠然とした不安が残ります。

その美津恵さんの不安が的中したのは、その1週間後でした。また、真司さんに督促状が届きます。それは真司さんが持っていないはずの、カード会社からのものでした。

さすがに、おかしい。そう感じた美津恵さんは、その晩、真司さんを問い詰めました。はじめは、のらりくらりとしていた真司さんでしたが、あまりに激しい美津恵さんの問いかけに対し、やがて観念して、本当のことを話しはじめました。

「最初に、夫から内容を聞いたとき、視界が一瞬真っ暗になりましたね」

実は真司さんは、ずっとパチンコにハマっていて、そのために大きな借金を作っていたのです。

「これまで夫はカード会社や消費者金融から督促状が来る前に、自分の実家の両親に頼み込み、払ってもらっていたんです。夫の両親が私を猫かわいがりしたのも、『この嫁が息子の人生を変えてくれる』という期待感があったからだと聞きました。子供が生まれてしばらくギャンブルの虫は収まっていたのですが、やっぱりダメみたいでした」

そして美津恵さんは真司さんの借金を、自分の実家に借金して払いました。

「夫は『もう絶対にしない』と泣いて謝っていました。でも、ギャンブルってそんなに簡単にやめられないんですよね」

夫は借金を巻き返すために、パチンコだけでなく、さらなるギャンブルにのめりこんでいった。

パチンコだけでなく、女性問題も起こり、幼い息子2人を連れて離婚。待っていたのは無収入の日々……~その2~に続きます

1 2