恋愛&結婚 【恋とキャリアの上方修正】世の中にはとんでもないクズ男もいる、裏切られた後の立ち直り方は?~その1~

自宅で子供を見ているはずの義姉がなぜ信州に?

そうして綾乃さんは、休日になるとトレッキングに出かけるようになりました。もちろん、孝文さんや子供たちの協力あってのことは承知の上。それだけに、日頃の家事や育児については、精一杯やることにしています。

特に最近は、綾乃さんがトレッキングに出ているときには、孝文さんの姉の公子さん(仮名・42歳)が、育児の手伝いにきているようなので、綾乃さんは申し訳なさを感じつつも、家の心配はせずにトレッキングに打ち込み、最近はかなりの難コースにも挑むようになりました。

義理の姉の公子さんは綾乃さんと同じく看護師なので、綾乃さんは親近感と安心感を抱いていました。公子さんは親戚同士の集まりで会うといつもガハガハ笑う肝っ玉母さんで、実際高校生の娘が2人いて、離婚歴がある苦労人。綾乃さんは、公子さんを子育てとワーキングマザーの“師匠”として、尊敬していたのでした。

そんなある日の休日のことです。その日の綾乃さんは、入会しているトレッキングサークルの企画ツアーで、泊りがけで長野県のある山に登ることになっていました。これは、孝文さんから「泊りがけで行っておいでよ。子供たちも十分言うことを聞くようになったし、泊まるときは姉さん(公子さん)も来るからさ」という強い勧めがあったから参加したのです。

申し訳ないと思いながらも、もともと挑戦することが大好きな綾乃さん。泊りがけの難コースに、持ち前の挑戦心が大きくなります。それに公子さんだけでなく、公子さんの高校生の娘たちも来てくれると言うのも安心材料でした。

綾乃さん夫婦の家は都心にあり、イベントで帰れなくなった公子さんの高校生の娘を泊めたことが何度かありました。

何よりも、子供たちが「お姉ちゃんと遊びたい~」と言ってくれたので、綾乃さんの心にあった罪悪感を吹き飛ばしました。

初日のコースを踏破し、メンバー一行は山の麓にある老舗の蕎麦屋さんに入りました。そこで、席につこうとした綾乃さんに「綾乃さんじゃないの!ちょっと偶然ね!元気?」と元気よく声をかける女性の声がありました。声がした方向を見ると、なんとそこには、笑顔で手を振る公子さんが立っていたのです。

トレッキングにハマりまくった綾乃さんは、毎週末のように山に行っていた。

私がトレッキングに夢中になっていたから、子供たちを不幸にしてしまったという自責……~その2~に続きます。

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賢人プロフィール

恋愛・キャリアの賢人小川健次

恋愛カウンセラー/営業・マーケティングコンサルタントとして、年間約500名の女性をカウンセリング。恋愛とキャリアの両立のためのアドバイスが支持される。同時に、中小企業を対象とした営業、マーケティングのコンサルティングを行なう。 株式会社リエゾンジャパン代表取締役、社団法人感覚刺激と脳研究協会理事ほか、多岐にわたる活動をしている。
Blog : https://ogawakenji.com/