恋愛&結婚 【恋とキャリアの上方修正】インテリキャバ嬢から敏腕経営者へ、成功続きだったのにうまくいかない原因は年下カレ?~その1~

豊富な資金で開業準備

貯金は充分にあるので、開店を急ぐ必要はありません。ゆっくりと店舗物件を探し、ヨーロッパと日本を何度も往復して、仕入れ先も厳選。国内の協力者も見つけ、小売りだけでなく、卸売りもできるルートも確保。

あらかじめ地域のSNSで、開店情報も発信し続け、準備が万端に整った瑞希さんの29歳の誕生日に、ついにお店をオープン。

事前の準備に時間をかけたこともあって、出足は好調でした。さらに、その後も売り上げは順調に伸び続けていったのです。

夜の仕事が長かったこともあり、お客さんとの関係や、仕入先や卸し先との関係の大切さは身に染みてわかっている瑞希さん。常連のお客様はもちろん、はじめて来店されたお客様が、ちょっとした買い物をしただけでも、御礼の葉書を出す徹底ぶり。

卸し先にも頻繁に顔を出し、商品の売れ行きを確認するとともに、先方の担当者とのコミュニケーションを取ることで、揺るぎない信頼関係を築けています。

さらには、仕入先にも細やかな気遣いをすることで、新商品を優先的にまわしてもらえるような体制を整えます。瑞希さんの高いコミュニケーション力が、いかんなく発揮されることで、お店はまさに順風満帆でした。

もちろん瑞希さんがこれらの仕事に集中できたのには、理由があります。日常の店舗運営のほとんどを、瑞希さんのお店のスタッフであり、後に交際相手となる圭介さん(仮名・22歳)が、うまくやっていてくれたからでした。

この圭介さんは、開店当時にオープニングスタッフで採用した高校生のアルバイトのうちの一人でした。最初は倉庫番だったのに、センスがよくたちまち頭角を発揮。彼が20歳になった時に、瑞希さんは告白され、男女の関係に。気付いた時には、瑞希さんにとって公私に渡る大切なパートナーになっていたのでした。

今までの瑞希さんは、年上の男性とばかり接してきたので、圭介さんの若い情熱が新鮮で、溺れるように恋をしてしまったそうです……。

夜の世界では、人員を効果的に動かすことと、コミュニケーション能力で高い評価を得ていた。

恋愛で周りが見えなくなり、独善的になってしまった結果、業績は急落……!~その2~へ続きます。

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