恋愛&結婚 【恋とキャリアの上方修正】なぜ男性社員はお互いに忖度し合うのか?革命を起こす女性社員は共通敵?~その1~

上司は味方をしてくれたのか?

必死に説得を試みる由美子さんですが、山井専務とのやりとりを通じてわかったのは、どうやら山井専務が考えているのは「競合他社の後追いのようになるのが、気に入らない」という感情の問題。

ならば徹底した説明で、山井専務に納得してもらおう……そう思って由美子さんが語気を強めた途端に、山井専務の矛先が部長に向けられました。「これは君の部下のチームの案件のようだが、部長としてこれをOKにしたのか?」と、由美子さんから逃げるように質問したのです。

これ幸いと思った由美子さん。あとは部長が山井専務を説得してくれるだろうと、安堵した気分でした。しかし部長の口から出た言葉は、由美子さんを激しく落胆させました。部長はこう言ったのです。「言われてみれば専務のおっしゃるとおりです。私の指導が足りず、部下が先走ってしまい申し訳ありません。持ち帰って再度企画を見直しいたします」

さらに由美子さんを愕然としたのは、さっきまで企画を賞賛していた他の役員や他部門の部長たちまで、その言葉に「うんうん」と頷いていたことです。

会議が解散され、部署に戻ってから、部長は由美子さんを自席に呼びました。そして、ひとごとのように、由美子さんにこう告げたのです。「専務がああ言う以上、これは仕方のないことだ。残念だったな」

仕方ないも何も、まったく反論さえしてなかったじゃないか……そう言いたい気持ちをこらえた由美子さんは、その場で退職を決意したのでした。なぜなら、同様のケースは過去に2回あり、今回が3回目だったからです。

根回ししても、上司が意見をひっくり返す。このストレスに悩む女性は少なくない。

なぜ、男性は意見をひっくり返すのか……?~その2~へ続きます

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