恋愛&結婚 面倒をみてはいけない!彼がダメ男とわかったら、すぐに離れなければいけない理由~その2~

彼をサポートすればするほど、状況は悪化する

その思いのすべてを敏光さんにぶつけても、敏光さんの返事は素っ気ないものばかり。「そんな綺麗ごとじゃ世の中渡っていけないんだ。そんなこと言うお前はホントにバカだな。オレはこんなバカと付き合ってたと思うと、自分がイヤになる」と暴言による返答があるだけです。

やがて優子さんの心を折る、決定的な事実が発覚します。大事な会社の資金の一部を、ガールズバーで知り合った19歳の女性のために使っていたのです。しかも、その女性は妊娠までしているとのことでした。

そうして婚約は破棄。優子さんは両親にそのことを告げ、驚いてやってきた兄と両親は、優子さんの荷物をクルマに詰め込み、実家へ。優子さんは母親に抱きかかえられて、近くのホテルに泊まったそうです。体重が10キロも落ち泣いてばかりいる娘を、お母さんは何も言わず抱きしめてくれていたそうです。会社は1か月間休職し、ある程度元気を取り戻してから、私のところに見えたのです。

「私の何がいけなかったのでしょうか。私はどうすれば、敏光さんの力になれたのでしょうか。いつも笑顔で勇気づけていたのに……」

優子さんは、敏光さんとの婚約がダメになったことや、敏光さんが堕ちていきながら他の女に走った原因の一部が自分にあると考え、それをずっと自分で責めていたのです。

しかし、優子さんの話を聞く限り、優子さんが責任を問われるようなことは何もありません。

あえて、その責任を問うとするならば、本格的にダメになるところまで、ズルズルときてしまったところでしょうか。大人の恋愛は、相手が「絶対的にダメ」なところを知ったら、逃げるが勝ちという部分があります。

特にダメな男性は、仕事がうまくいかないと、妻や彼女、子供に八つ当たりする傾向が強いもの。

敏光さんは逆境に陥ったときに、ビジネス上の話なのに、暴力に訴えています。これは、人として「絶対にダメ」なことです。そんな敏光さんの本性を見て、早期にスッパリと別れてしまっていたら、ここまで傷は広がらなかったかもしれません。

その後、敏光さんは優子さんに「ダメ女だ」「バカ女だ」「疫病神だ」とモラハラを行ない、マインドコントロールをし、優子さんの尊厳や自信を奪っていきます。

ですから、私は優子さんに「自分を責めても何も解決しませんよ」と何度も言いました。そして「彼を救えるのは彼自身しかいないのです。優子さんはもともと何もできないのですし、やる必要もないのです」と繰り返しお伝えしました。

ダメ男は、自分ができないことを人のせいにする傾向があります。身近にいる人に「お前のせいだ」とぶつけるのです。よく子供が「成績が悪いのはママのせいだ」と言うのと同じです。

何度も話すうちに、「ガールズバーの女性が妊娠したのは、私にとってよかったということなんですね」と自ら気づく優子さん。敏光さんによってつけられた傷を、優子さん自身が癒したのです。

過去を振り切った優子さんは、前に進むために立ち上がりました。そうして今、優子さんは徐々に過去を手放して、新しい恋とキャリアのために進んでいます。

交際時、疲れている彼のために、笑顔を絶やさないようにしているという女性は、男性からのモラハラ被害に遭うケースが高い。

賢人のまとめ

1、相手がダメ男だと気づいたら、すぐに別れた方がいい。 2、逆境に陥った時、人の本性はわかる。 3、自分を成長させるのも、トラウマを解決するのも自分自身の問題。

1 2

賢人プロフィール

恋愛・キャリアの賢人小川健次

恋愛カウンセラー/営業・マーケティングコンサルタントとして、年間約500名の女性をカウンセリング。恋愛とキャリアの両立のためのアドバイスが支持される。同時に、中小企業を対象とした営業、マーケティングのコンサルティングを行なう。 株式会社リエゾンジャパン代表取締役、社団法人感覚刺激と脳研究協会理事ほか、多岐にわたる活動をしている。
Blog : https://ogawakenji.com/