恋愛&結婚 エリート男子との社内恋愛がいじめの標的に…嫉妬心をあおった地味女子の行為~その1~

堅実な女子大卒、確認に確認を重ねる地味女子に女性社員が嫉妬

海外で実績をかさねて健太郎さんに対し、友里さんは、国内育ち&国内志向。千葉県内で不動産業を営む実家で生まれ育ち、歴史ある女子大の進学は自分で決めたものの、就職は、父親が「大手の仕事を体験してきなさい」と、強く勧めたことと多少のコネもあり、あっさり今の会社に入社。

当初は営業でバリバリ働くつもりだったものの、言われた仕事をきっちりこなすことに適性があると会社が見抜いたこともあり、バックオフィスに配属されます。書類を確認に確認を重ねる作業、石橋を叩いて渡るような性格だと自他ともに認める友里さんの天職です。

慎重で潔癖……そんな友里さんの仕事には時間がかかります。これまで何回も「あいつの仕事は遅い」と陰口を言われたことがありましたが、我が道を行き、営業が作成した書類に重要なミスを幾度となく発見。その正確さが評価され、広報部に配属されたというキャリアの持ち主です。

友里さんと健太郎さんの距離が近づくきっかけになったのが、大規模開発プロジェクトの記者発表会でした。

プロジェクトのメンバーとして発表会の会場にいた健太郎さんに、取材記者が質問をしたのです。

まさか、取材受けることを想定していなかった健太郎さん。そこでの発言は「会社」の発言になります。どう答えるべきかをあたふたしているところを、広報部の友里さんが見つけてフォロー。

その適切で細やかなフォローをし、記者にたいして和やかに話しつつ、しっかりと釘をさす友里さんの堅実さに、健太郎さんが一目惚れ。

健太郎さんからの猛烈アタックの末に、二人は付き合いはじめることになったのでした。

「健太郎さんが、どうやら最近、社内の女子社員と付き合っているらしい」そんな噂が女子社員の間で広がりはじめ、それが友里さんの耳に入る頃には、すでに健太郎さんの相手が友里さんであることが特定されていました。

健太郎さんも友里さんも、「社内の誰にも二人が付き合っていることは秘密にしよう」と話し合っていました。

しかし、友里さんの身辺には異変が起こります。これまで言葉を交わしたこともないような、別部署の女子社員たちが、友里さんとすれ違うたびに、友里さんのほうを見ながら「ひそひそ」と何かを話しだすのです。

仕事の連絡ミスも増え、友里さんは健太郎さんとの交際で嫌がらせをされていることに気が付きます。

その一方で、友里さんは女子社員からの嫉妬に、優越感と気持ち良さを感じていたのも事実です。皆が憧れる男性を自分が射止めたこと、経験の無かった友里さんにとっては、皆からの嫉妬が快楽に感じられました。しかし誰にも彼のことを話せないので、写真SNSに顔や名前を明かさずデートの写真を載せることが、唯一の発散の場でした。

そんなある日、健太郎さんのデスクに、友里さんが男性と映っている写真が届いたのです。健太郎さんから、その連絡を受けた友里さんには心当たりがありませんでしたが、とにかく何かイヤな胸騒ぎがしてなりません。確実に誰かの悪意を感じます。

国内育ちの地味女子の恋人は、ニューヨークでビジネスの武者修行をしたエリート男子だった。

元彼の情報を現在の恋人に密告!?いじめ、嫌がらせをされた原因は……?~その2~に続きます。

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