恋愛&結婚 過干渉が部下をダメにする…管理職が気づかないマネジメントの問題点~その1~

前任者はぶっちゃけ「なまけていた」と思う

佳代子さんの今までの仕事観は、「与えられたタスクをこなすだけ。求められたら結果を出すだけ。そしてそのために必要なことをやればいい」ということ。

そう考えていましたが、実際にリーダーとして就任してから、いざ仕事に着手してみると、実際には一筋縄ではないかない仕事が多々あることがよくわかりました。

それは、そもそもの工程表の日程に無理があること。そして前任者のこれまでの仕事が、許しがたいほど雑だったこと。かなりなまけていることが、手に取るようにわかかったのでした。

もちろん、そんな前任者に率いられていたプロジェクトのメンバーたちの意識も、佳代子さんからすると、とても職務に対して意欲的とは思えません。

「ぶっちゃけ、前任者がすべきことを先延ばしにして、なまけていました」と言い切る佳代子さん。

このままでは、このプロジェクトを完遂することは難しい。そう判断した佳代子さんは、まずはメンバー1人1人の仕事の仕方を改善させることを考えました。

そのために、まずはこれまでの仕事のやり方について、細かいところまで徹底的に現状を指摘し、課題感を叩き込み改善策を考えさせたのです。

「いかに、あなたたちの仕事のやり方がおかしいか、いかに意識が低いかを、メンバー全員に叩きこまなければ、プロジェクトは期日通りに終わらないと判断しました」と語ります。

佳代子さんは、これまで高い規範意識を持って仕事をしてきました。そしてその結果、こうして重要な役割を担うようになったのです。その意識をメンバーと共有し、徹底させることは、佳代子さんにとっては当然のことでしかありません。

あとは、工程表に間に合うように、粛々と仕事をしていけばいいだけ。しかし、数週間経って佳代子さんが目の当たりにしたのは。佳代子さんがリーダー就任以前よりも、プロジェクトの進捗が遅れているという、受け入れがたい現実でした。

テレワークになって、工期遅れに悩むリーダーは多い。

多くのリーダーがぶち当たる壁とは……~その2~に続きます。

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