500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。
今回は「彼の愛が冷めた」と思う女性に向けて、男心を解説していきます。
都内でデザインスタジオを友人と経営する桜沢真美子さん(仮名・34歳)は、交際して1年になる和之さん(仮名・37歳)と結婚していいかどうか、愛されているかどうか、常に漠然とした不安を抱えたまま生活していました。
その1はこちら
デートプランを丸投げされて、愛を疑うように
ある日、次回の会う約束について、和之さんと話していた真美子さん。行き先などは、いつもどおり和之さんが決めてくれると思い込んでいたところに、和之さんから意外な言葉が返ってきたのです。「じゃあ、細かいことは真美子が決めておいて」と。
それまでは和之さんが決めるのが当然、と思っていた真美子さんでしたが、考えてみれば、いつも和之さんに負担をさせるのもおかしなこと。喜んで次回のデートの予定は真美子さんが組んだのでした。
しかし、その頃を前後して、真美子さんには和之さんの態度が、交際前から変わったように感じることが続きはじめるのでした。
これまでは真美子さんからLINEを送ると、遅くともその日のうちに必ず返信をしてくれたのに、最近は返事が翌日以降になることも珍しくありません。
それどころか、これまではほぼ毎日のように和之さんからLINEがきていたのに、その頻度は明らかに減っています。
「もしかして、私に飽きたのかもしれない。それよりも、別の女性といい関係になっているのかもしれない……」
その後、デートのプランは真美子さんに丸投げされます。それがイヤだと思い和之さんに任せたときは、その日の気分で決めるような、行き当たりばったりのデートになっていきました。
そんな投げやりな態度に、和之さんの浮気を確信した真美子さんは、私のところに相談に見えました。
「単純に私のことが嫌いになったに違いない。どうしよう」という思い込み