恋愛&結婚 港区男子狙いのアラフォー美女が、婚活全敗してしまう原因は?~その1~

「あなたは理想の女性」と絶賛される

そして今、洋子さんは、婚活をはじめてから4人目の交際相手となる、雄一さん(仮名・41歳)と交際3か月になります。しかし、洋子さんは早くも関係に悩みはじめていたのです。

ここ最近、雄一さんの態度がよそよそしくなり、LINEの返事も遅くなりつつあります。また、これまでと同じパターンを繰り返してしまうのではないか……そんな不安が洋子さんの心をよぎります。

雄一さんとの出会いは、大手の会社が運営するマッチングアプリでした。事前に本人確認書類の提出が必要なことや、メッセージのやりとりが有料であることから、洋子さんは安心して使っています。

洋子さんが雄一さんに興味を抱いたのは、雄一さんのプロフィール写真でした。高級そうなスーツでビシっと決めた写真がトップページに表示されましたが、2枚目以降は、ゴールデンレトリバーとじゃれて満面の笑みを浮かべている写真があったのです。洋子さんは「この笑顔に強烈に惹かれたんです」と語っています。

洋子さんは子供の頃から実家で飼っていたゴールデンレトリバーをとても愛しており、「ワンコ好きな人に悪い人はいない」と直感したそうです。

数回のメールのやりとりの後、2人が出会ったのは、雄一さんが指定してきた銀座にある風格ある喫茶店でした。約束の5分前に洋子さんが店に入ると、マスターらしき人と談笑する、イケメンのビジネスマンの姿がありました。雄一さんです。どうやら、ここは雄一さんの馴染みの店だったようです。

挨拶を済ませて、あらためて自己紹介をします。雄一さんは銀座にオフィスを構える、化学繊維の輸入販売をする会社の社長だということ。すでに事前のメールで確認していますが、結婚歴は無く、港区で一人暮らし。あのゴールデンレトリバーとの写真は、実家に帰ったときに撮ったものだそうです。

港区に住むというのは、洋子さんのひとつの理想の結婚の形でした。

雄一さんは、「これまでは仕事だけが中心で、ときどき男友だちと楽しく飲んでいたけれど、そろそろ結婚を真剣に考えるために、相手を探そうと思ったんです」と誠実そうに語っていました。

明るく裏表がなさそうな性格で、スタイリッシュな服と清潔感ある雰囲気。さらに、40代とは思えない若々しいイケメン。そして条件的にも問題はありません。軽快かつ楽しそうに話す雄一さんの表情を見ながら、洋子さんの気持ちは、次第に雄一さんに惹かれていきます。

しかし、それと同時に洋子さんは、自分心の奥のほうで、警報が鳴っていることに気が付きました。

「このパターンは、過去の3人とまったく同じ。また同じことを繰り返すのでは?」

その不安は的中してしまうのです。

都心で生まれ育った洋子さんは、自分と同じスペックの男性と結婚したいと考えていた。

「いつか結婚しよう」という彼の本心とは?……~その2~に続きます。

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