恋愛&結婚 気が付けば、彼や夫が「モラハラ男子」になってしまう女性の共通点~その2~

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回は、パートナーが「すぐ怒る」と悩むキャリア女性について。外ではバリキャリでも、家ではモラハラ被害者というケースが多く、その原因と解決策を紹介していきます。都内の大手会計事務所で働く山下愛子さん(仮名・34歳)は結婚1年目にして、夫の克之さん(仮名・37歳)との別居を考えはじめています。

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正式に交際する前に、男女の関係になる

歴代彼氏10人全員が、オレ様でモラハラかつDVの気もある……そんなタイプの男性たちとの交際で、すっかり恋愛に疲弊していた愛子さんにとって、克之さんのような優しくて温厚なタイプの存在は新鮮だったのです。

もちろん、愛子さんは、すぐに克之さんとの交際を望んだわけではありません。

そして、数度のLINEでのやりとりを克之さんと重ね、合コンから2週間後に、2人で初めての食事デート。その10日後の2度目のデートの際に、克之さんからホテルに誘われました。まだ付き合ってもいないのに、と一瞬戸惑った愛子さんですが、なんとなく断り切れず、男女の関係に。そして3度目のデートの際に、克之さんから正式に交際を申し込まれ、愛子さんは受諾したのです。

その翌月には、克之さんからプロポーズされたのです。「どうも展開が早すぎる」そう思った愛子さんが理由を聞くと、「早く結婚して母親を安心させたいから」というのが克之さんの返答でした。

「え?」 心の中では驚いた愛子さん。「私を愛しているからじゃなくて、お母さんを安心させたいから?」 そんな疑問を抱きながらも、一方ではそういう母親思いの優しい克之さんを嫌いにはなれません。モヤモヤした感情を持ちながらもプロポーズを受諾。そして出会った半年後に2人は入籍したのでした。

迷いはあったものの、結婚後の2人の関係は順調でした。愛子さんも結婚したことを心から良かったと思えていたのです。結婚して3か月を過ぎるまでは……

結婚して3か月を過ぎると、克之さんが仕事を家に持ち帰るようになったのです。それまでは、忙しくても仕事は家に持ち帰らない……そう言っていた克之さんでしたが、少しずつですが、家でも仕事をするようになったのです。

もちろん、愛子さんも家で仕事をすることに反対ではありません。しかし、それがやがてエスカレートしてきて、食事中までスマホを操作しているようになると、さすがに黙ってもいられません。

「食事中は少し手を離したら?」ある日、そんな言葉を克之さんに言いました。

すると、克之さんは「いちいち俺のことに口を出さないでくれ」。

物静かではありながらも、きっぱりと言い切ったまま、席を立ってしまったそうです。

夫婦の主導権を、完全に夫が握ってしまった

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